第2話 待ち合わせ
待ち合わせ
待ち合わせ、貴方と、いつもの公園で、2時30分。
貴方と会えるのが嬉しくて、少し早く着いちゃった。
待ってる間、ブランコにでも乗ってようかな?
勿論私は、懐かしいから立ちこぎよ。
パンツ、見えちゃうかもしれないけど気にしないの。
貴方に見られても良いんだもん。
恥ずかしいけど・・・
もうすぐ、貴方が来る時間、いつも貴方は時間キッチリだもんね?
勢い付けて、ブランコ少しでも高く上げて、貴方の姿を探すの。
あれ?まだ来ない・・・
いつも時間はキッチリな貴方が、来ない、何で来ないの??
風邪ひいちゃった?
事故に遭ったのかな?
心配、心配。
貴方の携帯電話に電話を入れる。
出ない、心配で仕方ない。
もう一度、電話する。
出ない。
もう一度・・・
出た。
「もしもし、私。」
「だ、誰だ、お前、辞めろ、質の悪い悪戯すんな!」
電話を切られちゃった。
なんで?なんでなのよ!?
新しい彼女でも出来たの? 私の事、嫌いになった?
呪ってやる! なんて、ウソ、私の事が嫌いになったのなら、言ってくれたら良かったのに。
ねぇ、この公園、何で黄色いテープいっぱい貼られてるのよ!
出られないじゃない!
ねぇ、貴方、迎えに来てよ。
お願い、迎えに来てったら!
わたし・・・ずっと、待ってるから・・・・
血だまりの公園のベンチで・・・
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