<30>呟き~悲嘆~

昔はこうじゃなかったって

そんなのいつでも言えること

調子のいい逃げ言葉だって

ずっとそんなの分かってるんだよ


嘘みたいに冷え切った毎日に

光は差さない

ずっと私は待っているのに

何もない

気づいた時には

すべて消えてった


私は涙を流した

「結局そうなんだ」って


永遠に続けばいいのに

昔の笑顔が


涙は零れても零れても

足りなくて

あの日の苦しみには

全然こんなもんじゃ足りない


ずっと探し求めてる


あの「宝物」

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