閉じる
表示設定
目次
＜4＞仮面
いつも僕は思ってた
僕がしていることって
何だろう？
好きなこともしているし
大好きなものも見つかった
親友だっている
何もかも普通
非日常を求めるのは
欲張りな証
でも
みんな仮面をかぶっているんだ
この世界は
この世界は大きな舞踏会
みんな仮面をかぶっている
自分の正体を見せずに
ずっと命尽きるまで踊り続けている
仮面は良い
自分の表情を隠してくれるから
自分の姿を見なくて済むから
この前は
醜い自分の顔に吐き気が来て
何か隠せないかと思った
仮面を見つめて
自分の存在を隠してくれた
自分はここでは透明でいい
赤も青も黄色も
虹色も
全部要らない
真っ白なキャンバスで
僕は十分
そこに仮面をかぶせて
僕の存在をこの世から消せ
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます