別れましょう"動き"に背を向け往く"心"『リズムの違いか』見出しが躍る
私が小説を書いててよくぶち当たるのが、『「動き」と「心」の配分ムズ過ぎんか問題』です。
それぞれ自分で勝手に使ってるだけの言葉なのですが、ここでは以下のような意味を持つ言葉として捉えていただきたいです。
「動き」:キャラクターの行動や物語の展開のこと。目に見える変化。
「心」:キャラクターの心情や物語の展開を補強する
この二つはそれぞれ強めることで作品の色が変化させられるけっこう大きな要素です。
「動き」を強めればエンタメを。「心」を強めれば感動を感じやすくなるでしょう。
さて、話を戻して。私が小説を書いていて感じる問題は、この二つの要素、明らかに書き手の得意不得意が表れるめちゃくちゃ厄介な要素じゃねぇか! ってとこです。
一般的に少年漫画は「動き」を重視し、恋愛漫画は「心」を重んじます。
そして、読者は自分の好きなものを読み
そう、我々物書きの誕生です。生命の神秘ですね。
しかし、ここであの問題が立ち塞がるのです。
「動き」と「心」を両方書かなくてはならないという、あの厄介極まりない難問。
『「動き」と「心」の配分ムズ過ぎんか問題』が。
両方読んでいた一部の読者や、肌感覚でちょうどいい塩梅を理解している才能マンは多少の戸惑いはあれどすぐ順応するでしょう。
しかし、一般の人間はここでつまずく。
なんか面白くならないなー。なんか思ってたのと違う。
そんな時は一度、その作品の「動き」と「心」をそれぞれ抜き出して見比べてみることをオススメします。
もしかしたら、自分の本当の才能、本当に書きたいものが見つかるかもしれませんよ?
まぁ、配分を整えて一つ問題を乗り越えても今度は『作品のリズム狂ってしもたやんけ問題』が浮上するのですが、それはまた別のお話……。
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