第59話 認証の指輪?

エリーさんのところでお世話になり、家まで送って貰って自分が家に帰ってから、すぐに片付けを終えた両親が帰って来た。


「お父さん、お母さん。 指輪を着けるのは一人で落ち着いてからで良い?」


「ああ、レイの好きにするといい!」

「良いわよ。付けたらみんなでお祝いね」


「ありがとう。ちょっと部屋で一人になるね」


そう言い、僕は寝室に一人で入り貰った【認証の指輪】を見る。


貰った時は銀色の金属指輪だったのに、今は真っ黒に変色している……。


やっぱり見間違えでは無かったし、聞き間違えでも無いのかな。


指輪を貰った瞬間、脳内アナウンスが流れて、貰った指輪が真っ黒に変色した様に見えたから、すぐにポケットへしまったから、良くは見ていなかったから、もしかしたら見間違えかな?とも思ったがやはり……間違えないのか。


脳内アナウンスは【認証の指輪がナイトメアソードと同調しました。認証の指輪の一部機能が改変されました】とあったんだよな。


【ナイトメアソード】……またお前かよっ!?という印象だ。


どういう風に一部改変されたのだろう?


通常の【認証の指輪】は一度付けたら指と同化して外せないらしいけど、真っ黒な指輪だと目立ちそうなんだけど……これも付けたら透明になってくれるのかな……。



それに【固有スキル】に【ジョブホッパー】って職に関するスキルがあるから、普通じゃない事がありそうだと予想していたから、落ち着いて確認したいんだよね。




 とりあえず【認証の指輪】を左手の人差し指にはめる、そうすると自動的に成長と共にサイズ変更されて【認証の指輪】が指から取れなくなる。


 【認証の指輪】は元々金属っぽいものだったけど、自分の肌と融合したみたいに柔らかいので金属ではない謎素材だった。


【素材の極み】ってスキルがあっても分からない素材か。


 この世界の神様はいろいろとぶっ飛んだ謎技術を世界にばらまいているんだな。


死ぬまで取れないって呪いのアイテムみたいな感じもする。


 しかも破壊する事が出来た人いないらしい。


それにしても、真っ黒な色は変わらないんだな……両親の色は銀色だったけど、真っ黒ってヤバイのかな?


こんな事なら色に関して聞いておけば良かったな……


ピコン!


ん?


【ジョブホッパーが1万回に到達したのでスキルが進化します】


は?


1万回?


【ジョブホッパーがエクストラモードになり、ジョブホッパーEXになりました】


【ファーストジョブを一覧から指定して下さい】


それから脳内に様々なジョブが流れる。


剣術士や魔導士、鑑定士、召喚士……他には戦闘には関係無い建築士や調理士などいろんな【職種】が流れていく。


あまりに脳内に流れる【職種】の量が多すぎて頭が痛くなる……。


それにしてもファーストジョブか……【ジョブホッパー】でファーストジョブを選ぶか。


両親の話だと、ほとんどの人は【職種】を変えられないと聞いたが、【ジョブホッパー】は転職をする人を指すはずだから……僕はかなり有利なのではないだろうか?


仮に転職出来たとしても、すぐに変更出来るか分からないから、ファーストジョブは慎重に選ばないとな。


僕としては戦闘系のジョブにしたいから……剣術士、槍術士、弓術士、棒術士、魔導剣士、魔導槍士、魔導士、結界士、治癒魔導士、召喚士……他にもあるが、とりあえずは良さそうなのをピックアップしてみた。


ブラットやエレナの【職種】を知りたいな。


あの二人とは一緒に冒険者として活動してみたいと漠然に考えている。



ーーーーーーーーーーーーー


 名前・レイ(4歳)

 状態・良好

 属性・※※※

 職種・ジョブホッパーEX

 種族・※※※


 パッシブ・素材の極み、魔導の極み

      転職の極み、調理の極み

      並列思考、真素認識

      

 アクティブ・魔導操作、魔導憑依術

       次元収納、魔導圧縮術

       魔導砲、魔導雷嵐

       マルチジョブ、マルチスキル

   神魔武舞・廻天、鋼体、断歩

   魔導刀術・壱の型 一刀

        弐の型 連刀

        二刀・四の型 瞬旋

 固有スキル・ジョブホッパー

   ▶FJ…未設定

       

契約・ナイトメアソードLv.2

    ナイトメアモード

     悪夢の煌めき【身体強化】

     悪夢の幻想【分裂】

装備・認証の指輪【SBM】   


 ーーーーーーーーーーーーー



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る