第15話

大貫不動産の佐々木社長

「黒川社長、お陰さまで、葉山のレジャーランド建設は反対する者も居なくなって、土地の買収や建築計画も着々と進んでいるようじゃないですか。黒川社長が相当骨を居られたと聞いていますよ。」


黒川社長

「佐々木社長、今まで負けるのが嫌で突き進んできた私なんですが……果たして、この方法で良かったんでしょうか? 時々悩むんですよ。」


佐々木

「あれ?急に臆病風ですか?グレートブリテンの黒川社長ともあろうお方が……らしく無いですね。

私なりの意見を言わせて貰えば、黒川社長の行動はアッパレだと思いますよ。逆に他の誰が今回ほどスムーズに事を運ぶ事が出来るでしょうか?

私は……さすがだと思いますよ。この調子でレジャーランド開園まで頑張りましょうよ。」


黒川

「佐々木さん、過大評価だとは思いますが、これからも宜しくお願いします。 まだまだ障害は次々と出てくると思うんですが。」


佐々木

「はい、こちらこそ。黒川さん、僕はもう小学校の時の事は何とも思っていませんからね。」


黒川

「佐々木さん、ごめんなさい。 そう言ってくれて、ありがとうございます。」

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