異世界メイド喫茶

第28話 土曜日の売上が一番大きいのです。

　土曜日は金曜日よりも売上が良く一番忙しくなる日。

　オープン前にアゼルはギルドへ出かけていた。

「ただいま。マミ」

「おつかれ。アゼル。ギルドの方どうだった？」

「うん！　さっそく掲載と募集開始してくれたよ。アルバイト募集のメイドスタッフ！」

「やった！　こっちもお店の前に募集の紙を貼っておいたわ」

「さっき見たよ。バッチリだね」

※　※　※　※　※

　お店のオープンの時間になった。

　お客様が入ってきた。

　今日もシロちゃんオープンアタックかな？

「いらっしゃいませ。ごしゅ……」

　シロちゃんじゃなくて女の子。

　小柄で色白で黒髪のショート、ちょっと謎めいた感じもあって大人びている。

　歳は１８歳ぐらい？

「いらっしゃいませ。お嬢様」

　席をご案内終わらせると、次にシロちゃんも入ってきた。

「いらっしゃいませ。シロちゃん。ちょっと待っててね」

　今日はオープンから忙しい。

　シロちゃんを案内し終わると

　入り口の呼び鈴がさらなる来店者をつげた。

「いらっしゃいませ。お嬢様」

　またも女の子。

　真っ白な髪が美しい、お姫様風な洋服にもかかわらずわかる巨乳。

　メイド喫茶に１人は欲しいと思えるほどのロリっ子、巨乳美少女。

「ドリンクオーダーはボクがとるよ」

　アゼルがサポートしてくれたので、ロリっ子お嬢様のご案内へと向かった。

※　※　※　※　※

　今日はオープンからお嬢様のご来店が多く、その後もずっと来客が途絶えなかった。

　メイド喫茶は土曜日が一番売上が大きいんです。

　一刻も早くアルバイトのスタッフが欲しい。　

　ちなみに曜日ごとの売上順は、この通り。

　１．土曜日、祝日前の日曜日、祝日前の祝日

　２．金曜日、日曜日、平日前の祝日

　３．火曜日、水曜日

　４．月曜日、木曜日

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９月２１日(土)

メイド喫茶『オスティウム』

　料金　１時間１９８０デジ　延長３０分ごと９５０デジ

　売上

　　日別　１１３１６０デジ

　　月別　８０８４５０デジ

　　年別　８０８４５０デジ

　席数

　　２８席

　　カウンター　６

　　テーブル　２４

　メニュー

　　オムライス(メイドのお絵かきあり)　１０００デジ

　　オリカク　 １５００デジ

　　メイドドリンク　１０００デジ

　　チェキ　　 ８００デジ

　　初心者セット１５００デジ

　　カラオケリクエスト　１０００デジ

　　カラアゲ　５００デジ

　メイドの心得

　　メイドの心得１。

　　お客様のプレゼントに遠慮はしない。代わりに全力で喜ぶ。

　　メイドの心得２。

　　お客様の事は、お客様から話をされるまでは詮索しない。

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