〈ネタバレ無し〉序章〜一章までの国家概要
・グイスガルド侯国
主人公ラグナルスが属するノルデント人国家、王国領。
現侯爵はキルデベルト(2世)。
王国の最北東部に位置し、寒冷な地域である。
北方のディメルシー鉱山からは中量の鉄鉱が採掘され、国内の基幹産業となっている。
・ライネスブルク辺境伯領
グイスガルドの南東部に位置するテウドニア人国家、帝国領。
現辺境伯爵はカールマン。
陸続きとなっている点を踏まえれば、帝国最北西部に位置する。
南部は羊毛を基軸とした毛織物産業、北部は魔導金属の産出される鉱山業で、帝国内でも比較的財政的に安定した地域である。
大陸では北部に位置するものの、南部は密集する無数の鉱山が、北の寒冷な風を遮断しているために比較的温暖である。
・ケンブリス侯国
グイスガルドの北部に位置するノルデント人国家、帝国領。
ツーランとグイスガルドが間に存在する飛び地国家である。
・フラスヴェール王国
大陸西部を支配する大国。
現国王はシャルル(3世)。
大聖座との関係は悪くない、と言える程度。
・神聖テウドニア帝国
大陸東部を支配する大国。
現皇帝はオットー(2世)。
皇帝こそが聖俗を支配するべきという考えによって、大聖座とは険悪な関係にある。
皇帝が直轄領から構成し保有する軍とは別に、選抜した精鋭のみで組織した黒龍騎士団と第十三軍団が存在する。
・ツーラン首長国
グイスガルド北東部に位置する、ツーラン人国家。
遊牧騎馬民族。
・大聖座
一神教である正教集団の頂点に立つとされる教皇の座す場所。
大陸南方に位置する。
・ディジェーニュ公国
グイスガルドの南部に位置する国家、王国領。
戦争での中心地と目される。
・ファプツィル公国
帝国東部に位置する国家。
現公爵はシグムント。
・海洋共和国
大陸南方に位置する、商人らが集う国家。
奴隷労働力としてのパジャヴィール人を南方大陸から輸入する場合、大抵はこの国の商会が仲介に入る。
・君侯国
帝国から見て東に存在する国家。
・古代帝国
現在は滅亡済み。
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