異世界ギャルゲー主人公に転生したが、ヒロイン同士で百合にしたい。

ゆずてん

エピローグ

第1話 転生そして決意

高校2年生の夏、僕はトラックにはねられた。はねられた後は数秒だけ意識があり、今の状況がラノベの異世界転生みたいだと思い、「僕も異世界に行けるかな。」と弱弱しい独り言をしながら、体の力が抜けていき気絶するように亡くなった。


それから目が覚めると、知らない天井が見えて僕は布団で寝ていた。起きてまわりを見ると木造で、少し狭い部屋だった。そこから数秒考えて出た結論は、僕が異世界転生したことが分かった。


こんな展開なら、知っているラノベ作品の世界に来たか、全く知らない世界に来てチートを使って成り上がるかが考えられる。少し嬉しい気持ちを持ちながら、外を見ると夜なのでまた明日改めて調べることにして寝ることにした。


朝になり部屋を出ると親らしき2人がいた。軽くおはようと挨拶をして話を聞いてみると、15歳になったから学園に行けると言われ学校名を聞いてみると、以前友達にすすめられて遊んだギャルゲーの学園と同じ名前だった。


「僕のチート能力で学園のマドンナはメロメロだ。」通称「ボクメロ」という名前のゲームで、内容は少しありきたりだが、キャラデザがとてもきれいですごく、ネットではどのキャラがが推しかよく話されている。


そんなことを考えて、2人を見ると主人公の両親と同じことを思い出した。つまり今僕は「ボクメロ」の主人公に転生していたことが分かった。その後朝食を食べて部屋に戻った。


正直僕は「ボクメロ」ではストリーやラブコメ展開より、ヒロイン同士の百合展開を考えるのが好きだった。きれいなヒロインたちを扱った創作百合ががネットにあり、それがとても好きだった。そもそも元から僕は百合作品が好きで、「ボクメロ」のゲームでもどのカップリングがいいか考えながら遊んでいた。


せっかく「ボクメロ」の世界に転生したから、僕の考えたカップリングを近くで見てみたい。主人公のチート能力が使えてストーリー展開も知っているので、いろんな展開を作り出しヒロインたちを引き合わせることができそうだ。


いったいどれだけ尊く美しい百合が見れるのか、とても楽しみだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る