身の内の三毒祓ふ蕗の薹

身の内の三毒さんどく祓ふ蕗の薹ふきのとう



元々は、ふきのとうを使ったパスタの写真つき。

ふきのとうを始めとして山菜ネタは割りとnoteで使っているので、俳句の世界でも、とっくに使っているような気がしていたんですよね。

意外や意外、俳句では使っていなかったというオチもついています。


noteの俳句仲間に「今年もノビルを食べるんでしょう?」と煽られたので(笑)、ノビルも時々食べています。

ですが、やはりノビルより前に、ふきのとうを味わいたいかなあ😁


苦いんですけれどね。

ネタで使っているうちに、あのほろ苦さに慣れてきたのでしょうか。

今年は大きめのふきのとう2個を使っても、平気でした。


ところで、少し不穏な響きのする「三毒」についてです。

一説によると、春の山菜は、冬の間に溜まった体内の「毒素」を排出すると言われているそうで、そのイメージから使ってみました。

季語の力が強いので、否定にはなっていないと思ふ……。


【三毒】

人間の善心を害する三つのもの。「貪欲(とんよく)(=むさぼること)」「嗔恚(しんい)(=いかりうらむこと)」「愚痴(ぐち)(=真理が理解できないこと)」の総称。◆仏教語

(出典:Wwblio古語辞典)


貪欲はともかく、嗔恚しんいの感情は私も持ち合わせているので、せめて俳句の世界くらいは、ね(苦笑)。

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