えんぶりの文字のつなぐや斗南の地たまさかなるか多生の縁

 「えんぶり」の文字のつなぐや斗南となみの地

 たまさかなるか多生のえにし


 これも、「えんぶり」で俳句を読みたい!と思いつつ、慣れない季語なので、短歌にしてみたものです。


 https://note.com/k_maru027/n/ne060d21a1dd7?magazine_key=md4cc80616e3a


 元をたどると、SNSのフォロワー繋がりから誕生した歌。

 青森県南部地方(八戸市)の伝統行事に「えんぶり」という行事があり、私が青森にいた頃へもつながる歌として、生まれたものでした。

 ネット時代ならではの出会いですが、そもそも共通ワードが「青森県南部地方」というローカルなキーワード。

 出会いはささやかな縁がきっかけですが、多くのユーザーの中でこの地方の人と巡り合うというのは、ローカルサイトに入り浸っているわけでなければ、そうそうないものです。


 そんな思いを、歌にしてみました。


【子季語】

 えぶり/御前えんぶり/ながえんぶり/どうさいえんぶり/えんぶり宿

【解説】

 青森県八戸地域で行なわれる田植踊。三十数組のえんぶり組といわれる十数人による門付け踊りで、五穀豊穣、家内繁栄を願う。 もともとは小正月に行われていたが、現在は二月十七日~二十日に行われている。

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