第6話 コロッケの日/『時間は有限で無限大』
商店街のお肉屋さんでコロッケを買って、食べながら帰った。
「最高!」
「80円で安上がりだな」
「同棲している価値はこの何十倍も、何百倍もあるから」
「無限大だろ」
口の端についた衣をとって、笑い合った。
この時間が有限であることも、だからこそ尊いことも、お互いなんとなくわかっていた。
◆5月6日は「コロッケの日」/2023年5月6日作
#140字小説 『時間は有限で無限大』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます