第7話推しの応援が最高な件
ライブの後、
「シン君、ごめんなさい!」
ユイがシンに頭を下げる。
「いや、いいよ」
「それに、才王の生徒とも会ったんだ」
「才王の?」
「秋雪由衣と霧隠優斗って言ってた」
「優斗は多分・・・強い、意能力とは違うものを感じたんだ」
「そうですか・・・・」
「さて、帰ろう!」
「はい!」
天翔高校にて
「生徒会長!」
シンが声をかけたのは天翔高校生徒会長、秋風百夜。
「どうしたん、シン」
「昨日、才王の生徒と会いました」
「そうか、なんか言うとったか?」
「名前を・・・」
「霧隠優斗・・・・」
「そいつには意能は感じられなかったんですけど・・・・」
「なんや?」
「なにか別の力を感じたんです」
「・・・・・・・」
「僕らも仕上げなきゃあかんな」
「はい・・・」
武道場
「前にも言うたとおり意能力はただの馬鹿げた精神力や、それが強いんや世界を曲げれる程にな」
竹刀を持ち
「居合領域」
「かかってこい」
「いきます!」
シンも竹刀を振り下ろす。
「はああああ!!!!!!」
銀河天文流・・・・壱ノ型
「流受」(リュウジュ)
百夜は受け流し
弐ノ型
「嵐回り」
シンの脇腹に一発入る。
「ぐっ・・・・」
(会長の「高速演算」!)
その名の通り最適解を瞬時に見つけることができる。
「どうした?そんなんや人を守れんで?」
この決闘では勝ったほうが負けた方の学校から好きな生徒を1人引き抜ける。
「・・・・っ」
(会長の言う通りだ、このままじゃ誰も守れない、ユイも、裕也も、この学校も!)
「がんばれ!シン君!」
叫んだのは、ユイ。何が何だか分かってないがユイはシンを応援する。
シンは思う。
(ああ、やっぱり俺の推しは・・・・)
「最高だ」
銀河天文流、伍ノ型
「天駆一閃!」(テンクイッセン!)
(能力が使えない俺の最強の技・・・・!俺だけの、天を駆ける一刀!守るために切り開く!)
「ようやっと完成させたかい、シン」
竹刀が折れた百夜が呟く。
これが神速の抜刀術。
「天駆一閃を!」
「はい!」
「シン君~~~~!」
ユイがシンに抱き着く。
「ちょっ、ユイ・・」
百夜は
「それじゃ、僕は行くで」
「はい・・・・」
神速の抜刀術「天駆一閃」を完成させたシン。
次回より、決闘開始。
「次回予告」
次回第8話「推しと見守る件」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます