第7話 再燃

「お前を処分なんてできるわけないよ・・」

 私はベッドの上で私の足元に無邪気にじゃれつく小丸を見つめていた。

「・・・」

 私は生活保護をあきらめた。

「はあ・・」

 でも、これからどうしていいのか分からなかった。また私の目の前は、真っ暗な暗闇のカーテンに覆われた。

「・・・」

 月末、ついに家賃を滞納してしまった。

 そして、カードの支払いも遅れてしまった。

「うううっ」

 鬱で動けない私は、布団の中で、悶えうなることしか出来なかった。

「やばい、このままではかなりやばい」

 かなりやばい状況であることは分かっているがどうしようもなかった。成す術もなく私は、苦境の底へと落ちていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る