第36話 4つの孤児院
「じゃあ、他の孤児院の事に移っていいかしら?」
「はい。先に話聞いていただきありがとうございます。」
「4つの孤児院なんだけど、いつから行き始めましょうか?」
「アジェンダさん、こう言うのは早くしないと駄目なので、今から行きましょう。」
「えっ、今から?わ、わかったわ。ラポーラくんの孤児院は大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。子ども一人一人が目標持って頑張ってますし、リーファさんや新しい人がとても頼りになってます。」
「なら、良かったわ。」
ラポーラは時計周りで孤児院を回る事にした。
騎士エリアのナイト孤児院
商人エリアのマニー孤児院
職人エリアのカコー孤児院
農民エリアのサンド孤児院
の順番だ。
「ここが、ナイト孤児院です。」
「資料では、子ども達の食べ物が少ないとの事ですね。とりあえず見て回ります。」
ラポーラは孤児院の中に入り、様子を確認する。孤児院の作りは良く、匂いも大丈夫だ。お昼ご飯の時間なようで確認する。職員を見渡し、確認は終了する。
「アジェンダさん、ここはもう大丈夫です。次行きましょう。」
「もうですか?はい。わかりました。」
次のマニー孤児院もご飯の量らしい。
ラポーラは同じ様に見渡し、確認する。
「次行きましょう。」
アジェンダさんは考えるのをやめ、ラポーラに従っている。
カコー孤児院とサンド孤児院も同じく見渡す。その後、取り調べを受けている管理者を確認する。
「アジェンダさん。事務局に戻りましょうか。」
事務局に戻ったラポーラとアジェンダさんは、先程の部屋にいる。ラポーラは4つの孤児院と管理者達をほんの1時間で見て回った。
「すみません。ご飯の時間の間に見たかったので。」
「そうだったんですね。」アジェンダさんは納得した様だ。
「結果ですが、カコー孤児院以外は管理者の責任ですね。管理者が不正をしていたのに間違いいありません。」
「そうですか。カコー孤児院は?」
「カコー孤児院は管理者以外の働いている調理の人以外みんなが駄目ですね。カコー孤児院が1番最初に介入が必要です。不正に関して、カコー孤児院の管理者は大丈夫ですのでカコー孤児院に戻して立て直しをして貰ってください。それと、介入に関しては、孤児院ギルドではなく、アジェンダさんにお願いします。さ、アジェンダさん孤児院ギルドに行きますよ。」
「えっ、はい。ちょっと待ってくださいよ。」
孤児院ギルドは事務局の近くにある。主要ギルドと事務局は中央広場に集まっているからわかりやすい。
ラポーラとアジェンダさんは孤児院ギルドに入る。
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