とある友達が苦手になってしまった話
瀬戸内みかん
とある一瞬で
私には約2年半の仲になる友人が居る。その子をMとしようMは頭が良く、少し厨二病気質な奴だった。すぐに仲良くなった。ずっと一緒だった。でもMと私が比べられるようになってから私の心はおかしく、バグ状態になった。小説を書いている時もバグが起こってた。私は昔から比べられるのが苦手だった。お母さんが良く他の子と私を比べていたから。お母さんは他の子を愛しているように当時の私は思った。だから今でも比べられるのがどうも苦手なのである。Mは友人関係も良かった。そして何よりポジティブだった。私とは正反対で、私はネガティブで、友達も好き嫌いがあり、勉強もできなかった。だからこそ苦手になってしまったのか、、、Mは私がこう思っていたとは知らなかったであろう。そんな匂わせだって、他の人に相談だってしてこなかったのだから。そんな事を考えていると中学入学の日。気分は良くなかった。だってそのMと中学では離れられると思っていた物だったから。前の担任が気を使ったか、私はMが居ないと不登校になるのを恐れ、同じクラスに、しかも机も隣りに、私は新しい友達と心機一転のつもりだったが、これじゃあ心機一転もなにも、前と全く一緒じゃないか。と思いつつ学校生活を過ごしていった。すると、Mの声を聞くだけで自分が醜いと思ってしまうようになったのだ。Mの意気揚々とした答え方、悩んでいる時の独り言、全て耳に入る。苦しすぎた。でもそんな事Mに言っても仕方がない。だから私はそんな気持ちを解放するかのように小説に記したのだった
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