第4話 風頓先生、カクヨムの利用法を思いつく

ブログ仙人が風頓フートン先生の様子を見にきました。


「あ、師匠! 私、ひらめきました!」


「なんじゃ? やぶからぼうに?」


「やぶからぼうって、きょうび聞かないですね」


「茶化すな、で、何をひらめいたんじゃ?」


「私は現在、ブログとTwitterとカクヨムの3つを使っています」


「ふむ」


「『隠遁主義者宣言』にも書いたことですが、私は21世紀の隠者として、現実世界と、インターネット世界と、内面世界の3つの世界のコントロールを取りつつ、自由に生きることを目指しています」


「そんなこと書いておったかの?」


「しばらくたったらリライトします。で、隠遁生活に必要な3つの要素があります」


 ① 経済面 不労所得で生活

 ② 社会面 世俗との距離感

 ③ 精神面 内面世界の充実


「これもまだ書いておらんじゃろ」


「落ち着いたら、これもリライト時にどこかに書きます。さて師匠、お気づきになりましたか?」


「なんじゃ?」


「すべて3つです」


「それがどうした」


「ブログとTwitterとカクヨムに同じことを書いても仕方ありません。なので、それぞれ書くことを変えます。隠者の3つの世界と、隠遁生活の3つの要素を割り当てます。すなわち」


①ブログ=現実世界=経済面 →収入を生み出す

②Twitter=インターネット世界= 社会面 →コミュニケーション

③カクヨム=内面世界=精神面 →アイデアを生み出す


「といった感じで、それぞれ役割を明確にわけます。今までこれがごちゃまぜでした」


「確かにどれも迷走しておるな」


「カクヨムに関していえば、今のところ筆者の精神が風頓先生とブログ仙人の2つに分裂し、その対話で進行しています。自分の中の別人格が自分の考えにツッコミを入れている状態です。これを徹底します」


「オヌシが何か書いたら、ワシがツッコミを入れれば良いのか?」


「それで思考が深まります。ノートに書いてもいいんですが、それでは続かない。ブログに書いてもいいんですが、今回のブログは収入を生み出す装置としてきちんと育てていきたい。Twitterはごちゃごちゃと未成熟のアイデアを練るような場所ではない。140字しか書けないし。なので、カクヨムです。どうせ読者もほとんどいませんから、好き勝手書けます」


「多少は読む人もいるじゃろ」


「読みたい人は読めばいいのです。ですが、カクヨムはあくまで自分のための場所として確保します。ブログならアクセス数とかクリック数とか、Twitterならフォロワー数とかいいねの数とかが気になります。でも、読まれることが目的でないなら、カクヨムのランキングなんてまったく関係ないです。むしろランキングなんて上がらないほうがいい」


「目立つとアンチコメントがついたりするからのう」


「これだと毎日続けられます。文字数も気にしなくていいし」


「毎日続ける必要もなくなるな。気が向いたときに書けばいいだけじゃ」


「これは気楽ですよ! 」


「まずはやってみて、失敗して、考えて、またやってみて、また失敗して、その繰り返しじゃからの。オヌシがそれでいいなら、まあやってみるがよい」


「やりますよ!明日から頑張るぞ!」


(続く)

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