第24話 魔法画の店の場合
ワン子が店の様子に驚いた
(※ワン子‥犬の姿、魔法使いの弟子 二本足で立ち、お喋りも可能)
「あれ、お隣の店が、なんか大騒ぎしてる?通りの人が何人も騒ぎを見ようと入っていったワン」ワン子
店に入るとシャンデリアがキラキラしている。
店の中は、高級そうな香水の匂いが漂う~
着飾ったお姫様やばっちり決めた商人さんなどもいるのだった。
この国の貴族、黒の貴族の人達
さらに沢山のかわいい小さい子供たちが嬉しそうに笑うのだワン
そして、店の中には、綺麗な絵がいっぱいだワン!
「いらしゃいませ☆」かわいいうさぎ耳の女の子が話かける。
「お食事、喫茶になさいますか? 絵をごらんになられますか?
今日は店のマスターの新作の絵が売りに出されてます」
「マスターは街でも評判の魔法画のアーチストなんですよ」
「魔法画?ワン?」
そこへ
「私、これにする!」と
目を青いアイラインで縁取りした猫耳のおねえさんが
ノート程の小さい一枚の絵を持ってきた。
椰子の木の傍を流れる夕焼けの川の絵が描かれている。
彼女が絵に触れると彼女の手は絵に入り
手を引き抜くと手は濡れていた
「はい!お客様!
ところで魔法の絵の賞味期限は1年となっておりますが、宜しゅうございますか?」
(つまり、1年で普通の絵になってしまうのだワン)
別の絵に触れた小さな女の子! 絵からふわふわと蝶が飛び出す
別の絵からはシャボン玉と小さな虹が飛び出す。
お客たちの歓声が上がる。
うさぎ耳の女の子が
アーシュさんをじっつと見る 黒の高位の貴族も何人か見ている
「……」 「あの貴方は?もしや」「王様?」
絵を見ていたエイルさんこと小鳥さんの羽が
大きな白い竜の絵に触れる
光を放ち、白い竜が飛び出した! そ
して 小鳥を見て 笑うと気に入ったのか
小鳥さんを捕まえ
(ただし、握りつぶさないように 両手で優しく包み込むように!)
外へ飛び出した
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