書き初め
筆先に墨を含ませつつ呼吸を整える。国を上げての書き初め式で失敗は許されない。何より一画目が肝要とされるのは、それで国の一年の命運が決まるからだ。裏を返せば、一画目さえうまくいけばいい。己に言い聞かせて、指に力を込めて筆先を紙へ乗せた。この国の一年は、果たして──
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