これからどうするか

街に出てから、30分でリジーは寝てしまった。多くの人間に酔ってしまったらしい。


「とりあえず、用事済ませたら、さっさと帰るか。この街は人が多い分臭いしな。」


ごろつきどもは不潔だからな。

冒険者ギルドでまとめて換金して帰ろうとした時に、複数の冒険者パーティーに

冒険者ギルド内で絡まれた。


「おいおい。ここは子連れで来る場所じゃないぜ。でかい兄ちゃん。その換金した金を置いてくなら今回は見逃してやるぜ。ぎゃはっは!!」


皆殺しにしといた。俺はリジーを守ってただけだが。


「冒険者ギルド長に言っといてくれないか、汚して悪かったと。」


ギルドの受付嬢に断りを入れて、金貨一枚プレゼントしといた。

金なんて余ってるし、今度この街のオークションにでも出るか。

受付嬢は喜んで受け取っていた。まあ殺した冒険者の装備と持ち金を剥いだら、白金貨1枚ぐらいは行きそうなんだが。


「さっさと帰るか。用も済んだしな。」


「矢を補充しときたいわ。ミスリルじゃない使い捨ての。」


「そうか。アリシアとドランも体が大きくなったから、その装備の調整もしとくか。」


「そうね。そうしましょう。」


家に帰るまで、リジーはずっと寝ていた。神経の太いやつだ。


「あれだな。やっぱりリジーに街は少し早いな。」


「慣れるしかないわよ。今度から連れて行ったら慣れるでしょ。」


「そうかな〜?まあ、俺たちと一緒なら大丈夫か。」


「そうよ。ジンは体が大きいからね。」


「あいつを俺のフードの中に隠すのもありだな。」


「そうね。分からないわよ。」


レベル100もあればリジーが6歳でもオークぐらいは殺せる。

スキルがあればもっと強くなる。なのでスキルと魔法の訓練を少しずつやっていくか。


「スノウって今何レベル?」


「76レベルです。」


「結構早いな。死の森ってそんなに魔物がいるのか?」


「いますね。奥に行けば行くほど強い気配がすごくします。」


「そうか。まあ、ゆっくり成長すればいいさ。」


「はい。」


スノウは俺の言葉に絶対服従なので、安全に行けと言ったら、安全にいってくれる。昔に比べたら表情が豊かになったが。


半年後、スノウはレベルが92で上級職の氷剣に転職した。

身長が178cmに胸と尻がデカくなり、Gカップになった。

さらに可愛くなり、銀髪の妖精みたいに綺麗になった。

こんな女が自分の女だと思うとすごく興奮したので、一日中Hした。

避妊の魔道具を使わずに。

案の定着床した。


「子供が生まれるまでは、俺と一緒に農業でもするぞ。」


「はい。旦那様。」


スノウには俺のことを旦那様と呼ばせることにした。お兄様はおかしいからな。


「リジーお前はお姉ちゃんになるんだぞ。」


「お姉ちゃん?」


「お前が妹を守るんだ。俺たちがお前を守っているように。」


「頑張るー!!」


リジーは一年で中学生ぐらいには成長した。魔法もスキルも訓練をさせながら、遊んでいる。だってまだ一才だし。


3月後スノウが女の子を産んだ。

名前はアナスタシア。髪色は銀髪で赤ちゃんのスノウみたいだ。

俺の遺伝子は弱いらしい。


「スノウの母乳はジャンヌとは少し違うな。」


「そうなのですか?」


「ああ。スノウの母乳は甘いな。スノウは甘いものが好きだから。」


「ふふ。そうかもしれませんね。」


俺は農場をより森の奥に行くように広げた。いろんな魔物と植物に会えるしな。


「あのスノウがここまでになるとはな。」


「旦那様が私に全てを与えてくれたからですよ。」


「だろうな。これからも与え続けるからそばにいろよ。」


「はい。もちろんです。」


生まれた子供も同様にパワーレベリングをして、五月でレベル100になった。

それから、レベリングをやめた。


「アナ、旦那様と一緒にいるんですよ。」


「ママ〜いかないでぇ〜」


アナスタシアは泣き虫で寂しがりやだ。


「泣くなよアナ。俺がいるだろ。」


「パパ〜」


アナスタシアを抱っこしてあやす。


「リジーもいるし、スノウ達も夜には帰ってくるさ。」


「そうだよ。私が入りじゃない。」


「うん。そうだった!!」


アナスタシアは泣き止む。


「いってらしゃい出来るか?」


「できる〜!!」


「リジーも出来るな。」


「当たり前!!」


4人を見送って、俺は家に残り、子育てと訓練、農業、レベル上げと結構忙しい。

リジーの体と知能は既に大人になった。心は子供だが。

身長は遺伝したのだろう、176cmぐらいまで大きくなった。

二人と朝、農業した後、お昼ご飯を食べて、お風呂に入り、二人を膝に乗せて、絵本を読み聞かせながら昼寝させる。


俺は訓練とレベル上げをして子供達が起きてから、勉強と魔法と訓練を教える。

そしたらみんなが帰ってくるので、一緒にお風呂に入って夜ご飯を作って一緒に夜ご飯を食べて寝る。Hはするに決まってるだろ。


こんな緩やかな生活を更に1年続けた。

アリシアとドランも上級職になった。

アリシアは剣聖に。ドランは聖竜に。

アリシアとドランも身長182cmに胸も尻もデカくなりGカップに。

仲良く二人一緒に孕ませた。

またもや娘が生まれた。やっぱり俺の遺伝子は弱いらしく。こいつらに俺の

面影は細かい場所にしか見当たらない。

アリシアの娘はアリス。

ドランの娘はアン。どちらも甘えん坊だ。どこに行ってもくっついてくる。

アナスタシアも体と知能が大人になった。心は子供だが。

リジーと一緒に余ったお金で最高の装備を整えた。リジーはジャンヌと同じで風魔法と弓を。アナスタシアは氷魔法と剣を。

母親ににたのだろう。


それから2月ほど、娘達を可愛がりながら、農業をしていたが。

そんな平穏は急に崩れ落ちた。



黒の牙に見つかったのだ。







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