収納袋小を手に入れた俺たちは、生活用品と武器の整備品、矢などの消耗品を詰め込んで、森の最奥に進んだ。


名前 ジン


職業 なし


レベル 123


スキル 魔力操作4 魔力感知4 魔力回復4 火魔法4 風魔法4 水魔法4 

土魔法 3 回復魔法4 補助魔法4

身体強化4 物質強化4 

体力回復4 弓術4 剣術4

状態異常5

気配察知4 気配隠蔽4

並列思考4


この森に来てから、レベルの上がりが速い。狩れる魔物が半端なく多いからだろ。装備も整えて、みんな強くなったしな。

何回も使い古してるが、風魔法が付与された純ミスリル製の矢も山ほど手に入ったしな。


アリシアは身体強化が4物質強化が4。

スノウは氷魔法(風魔法と水魔法)、剣術が5。

ジャンヌは弓術が6、風魔法が5になった。

俺は得意分野がなく、平々凡々と成長しているのに。強いて言うなら、状態異常耐性だ。状態異常対策は基本魔道具だが。


ジャンヌもレベルが56になったらしい。

中級職は本当にレベルが上がりづらいんだな。

スノウはレベル120アリシアもレベル100超えたらしい。

二人は無職だからレベルの上がりが速い。


森の奥は別世界だった。何もかもが大きい。ジブリで見たことあるクソでかキノコがあった。

ここの植物の図鑑も作らなくちゃ。でかいカブトムシにでかいクワガタ。

人の家ほどのサイズの蜂の巣、動くだけで地面が揺れる大ムカデ。虫系が多い印象だ。

図鑑でしか見たことないオークジェネラルも紫オーガの群れもいるし。この森で修行すれば自然と無茶苦茶強くなれそうだ。少しずつ奥に進むか。


探索も頑張るがご飯作りも頑張る。そのための旅だしな。

4人全員でいちゃつきながらご飯を作る。前までは俺とアリシアとスノウの3人でいちゃつきながら作っていたが、ジャンヌが羨ましがって、いちゃつきに参加してきた。その流れで料理を手伝うようになった。

今日はなんちゃってすき焼きだ。


それからは、みんなで土魔法で風呂桶を作り、そこに水魔法と火魔法で風呂を張りみんなでいちゃつきながら風呂に入り、そのまま布団でHする。

ジャンヌはマゾだし、アリシアは甘えたがりだし、スノウは奉仕大好きなので、

全員俺に覆い被されながら、子宮を潰されるHが大好きらしい。


「スノウ、喉は治らないのか?」


〜まだ、治らないです。〜


「お金もあるし、治癒院行くか?」


〜辞めときます。こんな自分がお兄様のおかげで好きになれましたから。〜


「お前がいいならいいけど、行きたかったらいつでも言えよ。」


〜はい。お兄様〜


翌日からは森の奥で探索開始だ。まずはオークジェネラルだな。うまそうだし。


「まず、はぐれたオークジェネラルを殺すぞ。」


オークジェネラルの群れを追い、そのうち一匹が群から離れるまで待つ。

やっと一匹が群れから離れた。離れたと言うより、追い出された。

オークジェネラルって追放されるんだ。


俺とジャンヌが対角線に矢を同時に放つ。俺の矢には気づかれ防がれたが、ジャンヌの矢はオークジェネラルの頭を貫通させて絶命させた。

装備を改良したおかげで、威力がまた上がっている。


「よし、解体してから、帰ってこいつ食うか。」


尋常じゃないほど美味かった。うますぎて性欲を忘れた。

明日は、アリシアとスノウにオークジェネラルと戦わせよう。ちょうどいい相手だろ。近接戦のいい訓練になるしな。

それから、コツコツ森の奥の探索を続けて行った。この森は歩くだけでも訓練になる。時々、街に帰っては換金して、魔力回復ポーションを買い漁る。


高値で取引できる花も猛毒のキノコも、木に化けて魔物を襲うトレントもこの森ではなんでも揃った。

雨の日に人の家ぐらいの大きさの蜂の巣の入り口を閉じて、その周りを氷魔法で何十にも囲んで窒息死させたり、みんなで協力して、魔力回復ポーションをアホみたいに使い、でかいアリの巣を水魔法で雨の水を操って、水没させたり。

とにかく、この森を満喫した。


そんなことをやってるうちに、気づいたら俺とスノウが9歳にアリシアが7歳にジャンヌが16歳になった。


「来年には職業がもらえるんだよな。」


「そうね。そう思うと6年もジンと一緒にいるのね。」


「長いようで短いな。俺ってまだ9歳なんだよな。」


「そうよね。たまに忘れるわ。でもジンって昔からそうよね。」


「後一年はこの森で訓練するか。レベリングし放題だしな。」


「確かに、私ももしかしたら、上級職になれるかもね。」


「それは、頼もしいな。でも転職するときは俺たちが職を得る時と時期はずらしてくれよ。」


「そうね。それよりも今度、この街のオークションに行くんでしょ?」


「来月に収納袋が出品されるらしいからな。」

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