第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部
烏川 ハル
見上げればどこまでも続く冬の青 これが本当の「澄みきった空」か
冬の青空を見て、思い知らされる。
今まで何度も小説の中で「澄みきった空」みたいな表現を使ってきたが、その空の色を正しくイメージできていなかった、と。
考えてみれば「澄」はさんずいだから水に関連する漢字であり、水といえば冷たいイメージ。また、青は寒色に分類されるのだから、寒さを感じさせる色のはず。ならば、冬みたいに寒くて冷たい日の青空こそが「澄みきった空」なのだろう。
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