第11話 背伸びする我が子可笑しやこいのぼり

 背伸びする我が子可笑おかしやこいのぼり


 この句は、こいのぼりが夏の季語になります。

 5月5日の子供の日、庭に掲げられたこいのぼりが風に揺られ気持ち良さそうに泳いでいる中、柱を背にまだ幼い息子の身長を父親が測ってやろうとしたところ、精一杯背伸びして少しでも背を高く見せようとする彼の姿に、思わず笑ってしまったという、親子のほのぼのとした情景を詠みました。

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