鬱になりかけた話

そういえばこっちで書いていないなと思い、

僕が1番死にたくなっていた時期の話をします。


あれは、7月中旬。

梅雨の時期でした。


雨が降って、雨に当たってしまった。

僕は、頭が痛くて、痛くて…。

でも、薬を飲めば治るし、頭が痛いのはいつもだし、偏頭痛持ちだったから、何も気にしなかった。


1週間。体のだるさと頭痛が続いている事にやっと異変を感じ始めました。


でも、大丈夫だと自分に言い聞かせました。


なのに、体が動かしずらい。

タイムも遅くなった。(作者は陸上部の長距離に所属)


明らかな異変。

それは昨年、全てが嫌になってしまった時期と同じ…。

いや、それ以上だと思った。


そこでやっと救いを求めた。


5日休んだ。

死にたくなった。

多分、欲望のまま動いていたら、今ここで言葉を紡ぐ事すら出来なかったであろう。


それを止めたのは自分自身を苦しめる為。

そして、ここまで来て中途半端な時期に死ねないと思ったからだった。


カウンセリングの先生は、僕の症状を、

『燃え尽き症候群』

だと言った。


そうかもしれない。

症状や、なりやすい性格などが似ているのだ。


何しろ『燃え尽き症候群』というのは、

鬱の症状の1つらしい。

簡単に言うと躁鬱などの鬱の仲間のようなものらしい。


もし…。無理を続けていたら…。


そう思うだけで怖くなってしまう。

僕は、その線の前まで来ていてしまったのかと。


今は無事に治り、元気に過ごしている。


だが、死にたいという気持ちも、いなくなりたいという気持ちも、変わってはいない。


むしろ、強くなってしまう。

覚悟を決めてしまう。


こんな俺は、本当に死ねるのか。

生きていけるのか。


毎日、人生のレールの上のトロッコを押しながら、

考えてしまう。

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