短歌(11)

放課後の居残り君と二人きり

鞄の奥に傘は隠して


寄りそうよりも離れて濡れる

相合傘に慣れぬ二人は


▼青春!


梅雨時、あるいは雨の日の


そんな感じで


恋愛真っただ中より、まだちょっと不慣れ


初々しさを前面に出して


●もう一つ


通り雨のきを一つ走り過ぎ

初心うぶな二人を横目で見つつ


見守る感じ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る