第22話 魔法画の店の場合


「あれ、お隣の店(酔いどれ天使)なんか大騒ぎしてる?

通りの人が何人も騒ぎを見ようと入っていったワン」


で・・僕らは、それを横目に見ながら、他の店に入ると

シャンデリアがキラキラしてる


店の中は、高級そうな香水の匂いが漂う~ 


着飾ったお姫様やばっちり決めた商人さん

黒の貴族の人達


さらに沢山のかわいい小さい子供たちが嬉しそうに笑うのだワン

店の中には、綺麗な絵がいっぱいだワン!


「いらしゃいませ」かわいいうさぎ耳の女の子が話かける。

「お食事、喫茶になさいますか? 絵をごらんになられますか?

今日は店のマスターの新作の絵が売りに出されてます」


「マスターは街でも評判の魔法画のアーチストなんですよ」

「魔法画?ワン?」 


すろと客の一人が「私、これにする!」と

亜人のおねえさんがノート程の小さい一枚の絵を持ってきた。


その絵は南国で椰子の木の傍を流れる夕焼けの川の絵が描かれている。

彼女が絵に触れると彼女の手は絵に入り、手を引き抜くと手は濡れていたのだった。


「はい!お客様 ところで魔法の絵の賞味期限は1年となっておりますが

よろしゅうございますか?」 


つまり、1年で普通の絵になってしまうのだワン


別の絵に触れた小さな女の子! 絵からふわふわと蝶が飛び出す

別の絵からはシャボン玉と小さな虹

周りの客たちの歓声が上がる。


うさぎ耳の女の子が エイルさんをじっつと見る 。

黒の高位の貴族も何人か見てる。


「貴方は? もしや、私 以前 お城で 贈り物用の魔法画を届けた時….」

「あの…」店の子の質問に言葉を濁すエイル


その時、絵を見ていたアーシュさんこと『小竜』さんの羽が 大きな白い竜の絵に触れる

すると光を放ち、白い竜が飛び出した! 


そして 小竜さんを見て 笑うと気に入ったのか

おや、いや、口元が変な風にゆがんでる!


どうやら、大笑いをこらえてるようだ!


小竜さんを捕まえ 逃げないように思い切り!握りしめ!

外へ飛び出した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る