第5話 やったーオフ会だー。(1)おっおっお(限界オタク化)
みんなでオフ会をする。単調な名前のチャットルームに入るとそこにはすでに3名が待機していた。
紹介しよう!!
一人目、
コミュ障、晩酌配信やってたから20歳以上のはず。ブラック企業辛いって言って配信から姿消した。地味にやばい気がする。声は良さげ。
ガワは着物多め(水着は桜モチーフだった)。うん、かわいい
二人目、
よく他のVの配信中に突っ込んでくるやつ。自分で枠取ることはほとんどない。
得意なゲームは育成系。コラボのたびに燃える。通称「疫病神」
ガワは怠惰な感じが溢れ出る、堕落とプリントされたTシャツ(ブカブカだし肩出てるし・・・)
三人目、
推し、かわいい、配信見ろ、え、見てない?はい、わかりました説明します。
天使のような包容力(変なボケしてる奴いたらさりげなく助け舟出す良きお姉ちゃん的な)、天使のようなガワ(真っ白な肌、羽織ったカーディガン)、天使のように透き通った歌声(歌ってみた聞いてたら死にかけた)。
つ ま り 天 使
その彼女たちが今、ここで会話している。
「そうなんですよねー、最近まで勤めてた会社ブラックすぎて、死にかけてたらここのオーディション見つけて。私、声には自信あったんで、いけるんじゃねってなって」
「うわぁーかわいそー、私は大学出て株やってニート。」
「あの、皆さん、何かあったら言ってくださいね。住所さえ言っていただければすぐ行くので。」うっわ何この聖人
私は勇気を振り絞って「よろしくお願いします」と言った。
即既読即返信
「いえいえ、お気になさらず。敬語使わなくていいですよ?」やっぱ天使すぎる
おっおっお(尊死)
あっぶない。マジで尊死しかけた。この調子だとマジで死んじゃうって、いや、そしたら住所教えてきてもらおうかな。そして、看病してもらおう。そうしよう。
「で、オフ会どこで何します?」
「カラオケ行こうか。」
いいですねと返信
「えぇー、本気ぃー?歌歌えないよぉー」
「甘えないでください、代案はないでしょ」
「うぐっ・・・」言葉に詰まってる、かわいい(推しを燃やしたのは許さん)
まぁそんなこんなでカラオケに決定しました。歌える歌探しとこ・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます