第3話
私が目覚めて、しばらくすると、ドアが開いた。
白衣を着た人物が入って来た。椅子に座る。
何だか、医師っぽい。
「どうも。医師の辻本です」
医師だった。
「詳しい説明は、口頭では難しいので、あなたには事実のみ述べます。あなたはオメガバースです。詳しくはこの資料をお読み下さい」
そう言って医師は、資料を置いてそそくさと出て行ってしまった。
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