第5話 令和男

「え?はーふ?どういう事ですか?」

「まあしょうがないな…初めは皆その反応だ…」

え?僕以外にも…いる?

「お前は6号だ。ついてこい。」

おじさんについて行くと一面真っ白な部屋に連れていかれた。そこには、手首に番号が刻まれている子供たちが何人かいた。

「そこでまってろ」

「え…っ?おじさん!!待っ…」

おじさんは部屋の外に出ていってしまった。

「よう6号!待ってたぞ!!」

手首に3と刻まれている男の子が話かけてくれた。

「いきなりだけど君の手首切るね」

「え?」

「番号を刻まなくっちゃ!」

僕は…あの時なんで死ななかったんだろう…そう思うくらい、彼らが怖かった。

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