10 名の無い獣たち

「キルスぅ! キールースぅ!」

子どもの声がした。


「はーい。」

キルスの明るく澄んだ声が

館に届き、裏庭に響いた。


裏庭に現れたのはヨエルよりも幼い、

鮮やかな黄色の服を身にまとった少年。


金髪を眉毛と耳の下で綺麗に切りそろえ、

すり足で落ち葉を蹴って遊びながら近寄る。


「あー! 赤いのしし!」

子どもはヨエルを見るなりいつものように、

指を指して鼻をつまみ、尻を向けた。


ヨエルをからかう町の子どものひとり。


「アークス?」

彼はフィン家の嫡男で、キルスの弟だった。


ヨエルは今更恥じることも無かったが、

姉のキルスは弟の行為を恥じて顔を赤く染め、

丸い頭を平手で優しく叩いた。


「アークスったら。おバカ!」

「キルスぅ。お客さんだよ!」


アークスの後をついて

正門から館を回って現れたのは、

黒色の頭巾の集団であった。


「〈正統聖教団〉の…。」

それはキルスが言っていた

〈アラズ〉の南西部の教派。


頭巾は頭髪を完全に覆い、

口から鼻の上までも隠して

目元しか見えない。


小男を先頭に、十余名の集団の中に、

筋肉質の大きな影が見える。


明るい翠眼に鋭い目つき。

ヨエルはその目と体格に覚えがあった。


「ご主人?」

「え? お父様?」

ヨエルはキルスとアークスの父親、

ハンヌ・フィンをその中に見つけた。


キルスも呼びかけたが彼は何も反応しない。


「とー様! 帰ってきたの?」

アークスがハンヌの元に駆け寄ったが、

先頭の小柄な男がそれを止めた。


(〈新生聖教〉の保養所へ…。)

と、キルスは言っていた。


キルスもヨエルの顔を見て、

嘘は言っていないと示し、首を振った。

彼女にも状況が飲み込めていなかった。


「今の彼は名もなき信徒です。」

小男が言った。

その腰には長い剣をぶら下げている。


「貴方は?」キルスが尋ねた。

「我々はこの地を治める〈正統聖教団〉。

 私も〈アラズ〉に仕える名もなき信徒です。」


つり上がった小さな目の、

ムジナのような目つきに、

高く濁った声で喋る赤黒い顔の小男。


鎖骨には金色の紐飾りが、顔布と服を繋ぐ。


「我が家に何の要件ですか?」

キルスの言葉を無視し、

小男はヨエルの前に立った。


ハンヌに比べるととても小さく見えたが、

若いヨエルよりも背丈は高く恰幅も良い。


ヨエルは嗅ぎ慣れない香料の匂いに鼻を歪めた。


「お前が〈ナルキア族〉の生き残りですか。」

(ご主人から聞いたのか…?)


自分の境遇について、

ヨエルは誰かに話す方ではない。

唯一ハンヌにだけは皮を売る際に、

事情を説明したことがあった。


「何か用か?」

「〈煤まみれ〉の残り滓め…。」

小男は小さな声でつぶやく。

ヨエルはそれを聞き逃さなかった。


「お前は〈煤まみれ〉を見たか?」

「知らん。物を尋ねるならまず名前を名乗れ。

 それともオレから皮を買うのか?」

小男の石のように硬い拳が

突然左頬を叩き、ヨエルは地面に倒れた。


頭が揺さぶられ、地面が揺れるようで、

ヨエルはすぐに立ち上がれなくなった。


「ヨエル!」

「捕まえておけ。あとで尋問する。」

小男の指示でふたりの名もなき信徒が両脇を固め、

お互いが片方の足でキルスの両足を踏んで

全身を拘束した。


ひとりはキルスの父、『ご主人』ハンヌだった。


痛みと共に口の中に唾液があふれ、小石が入った。

痺れた口をだらりと開き、足元にそれ吐き出すと

血と折れた歯であった。


ヨエルが受けた暴力に、

キルスが白い顔をさらに白くしている。

弟のアークスは彼女の後ろに隠れて恐怖に怯えた。


「私が穢れた皮など買うものですか。」

金毛の皮を落ち葉のように踏みつけ蹴飛ばす。


「私はこの館を譲り受けに来たのです。

 フィン家のお嬢さん。」


「何を仰っているのですか!」

「館の主が〈正統聖教〉に入団する際、

 寄付して頂いたのです。」

「お父様は〈新生聖教〉の保養所に入れました。

 お父様の魂は、荒れていたのです!」

「彼の魂は我々〈正統聖教団〉の治療と

 聖薬によって治りました。

 彼は〈正統聖教団〉へ入団を希望し、

 その謝礼を受け取ったまでです。」

「〈アラズ〉の信徒が嘘を仰るのですか!」


「聞き分けのない売女だ。」

キルスの訴えを聞き入れず、小男は唾棄した。


〈正統聖教〉の信徒から出た

キルスに向けられた思いがけない侮辱に、

彼女は目を驚かせた。


「〈煤まみれ〉の〈ナルキア族〉から皮を買い、

 股を開き、血を流す。売女の戯言だ。

 ガキ共々さっさと〈キアン〉に売ってしまえば

 良かったのです。」

小男は〈南部港キアン〉の名前を挙げた。


それはヨエルも知る〈ナルキア族〉の子どもが、

口減らしで売られる港町だった。

売られた子どもは奴隷同然で働く。


港に出入りする船の積荷を運び、

身体が売れなければ冬の寒空の下、

壁も屋根もない場所で寝ることになる。


(この館を売り、…〈中央〉に戻って働きます。)

キルスは震える口で〈中央〉へ行くと言っていた。


ヨエルはキルスの顔を見た。

彼女は小男の言葉など歯牙にも掛けず、

フィン家の息女として気丈に振る舞い続ける。


「皮を買うことは〈アラズ〉の教理では

 何も問題ありません。〈中央〉も同じです。」

「〈新生聖教〉と我々〈正統聖教〉は違います。」


〈中央〉と南西部では小男の言う通り、

〈アラズ〉の派閥が異なる。


「これは〈アラズ〉の戒律です。」

「あなた方〈正統聖教〉がその戒律を歪め、

 勝手に決めつけているだけでしょう。」

「なんです?」

聞き捨てならない言葉に、

小男は拳を強く握り込んで尋ねた。


「あなた方は数字を知らない、

 片田舎の名もなき信徒なのでしょう。」

「私を侮辱をするのですか!」

「先に侮辱とやらをしたのはアンタだ。」

左頬を腫らしてヨエルは言った。


ヨエルからの思わぬ口撃に

キルスは口角を上げたが、

次の瞬間、彼は隣の名もなき信徒、

父親のハンヌに鼻っ柱を強く殴られた。


小男が片腕を上げた合図とほぼ同時だった。


「ご主人…。」

ハンヌの鼻息は荒く、目は血走っていて、

肩で大きく息をしている。


ハンヌは明らかに治っていなかった。


「あなた方〈正統聖教団〉は、

 〈ケーロ〉で作られる農作物の量をご存知?

 ご自分で食べるパンだけではありません。」


キルスの澄んだその声が、小男を黙らせた。


「〈サンクラ〉の町にも大勢の人が住んでいます。

 ですがこの町の生産量では

 全ての人を満足に食べさせられません。

 誰も飢えないように町の物を売り、

 町の外、島の外から色々な物を業者たちが

 仕入れてくれています。」


それはキルスの誇る祖父コンスから

繋げてきた商人としての仕事だった。


〈サンクラ〉は〈ファタ〉を播き、実らせて、

酒を作り、商人がそれを買い、町の外へ売る。


その利益で今度は外から品を買い入れ、

店に売り、彼らの生活を安定させる。


買われた皮は加工され、商品として店で売られる。

得た金はなめしの、岩塩やミョウバンに変わる。

それと同じ、単純な循環がある。


「何もない所から食べ物は得られません。

 土地を拓き、土を作り、水を引き、

 大勢の人間が食べるだけの作物は

 ひとりでは作られません。」

「そんな仕事は農夫が奴隷に鞭打てば良い。」


「簡単な話ではありません。

 苗や種を買うのと同じです。

 奴隷を買うお金はどこから出るの?

 彼らのご飯は、使う農具は、服や靴は、

 薬や治療は、子どもは?」

「幼稚でくだらない質問ですね。

 奴隷に子どもは要りません。」

「働き手が増えねば、やがて奴隷は死にます。」


「魂にしか永遠はない。

 時間が経てば、肉は腐り、骨は土に還る。」

ヨエルが口を挟む。

父の言葉。彼ら〈アラズ〉の教え。


奴隷は草木のように生えるものではない。

土が栄養を失えばやがて枯れてしまう。


奴隷は髪の色が違うだけの人間だ。

小男の無言の指示で、再びヨエルは鼻を殴られた。


「肉を借り、魂を導く。」

キルスが言う。

「これは〈アラズ〉の教えです。

 あなた方もよく知る、開祖と馬の説話です。」


教理に疎いヨエルでも、おぼろげに知っていた。

父が言っていた〈太陽神クサン〉と開祖の話だ。


「〈太陽神クサン〉の試練により、

 飢えた開祖は馬を食べました。

 開祖にとって馬は相棒で、食べ物でした。

 人が動物を食べたために、

 罰として飢えたわけではありません。

 彼は馬を食べることでしか生き延びる方法は

 ありませんでした。」


〈太陽神クサン〉の課した試練は、

開祖に飢えを与えた。


死を確信した馬は自らの身を

太陽神の炎で焼き、自らの主を助けた。

開祖はその時の悲しみで悟り、

馬の魂を〈アラズ〉の神々の元へと導いた。


「魂が肉体に縛られるのは、

 神が与えた人への罰です。

 蛇の罪は永遠であり、人への罰は絶対です。

 〈ナルキア族〉は教理を正しく理解しなかった。

 〈アラズ〉の戒律を歪めんとしていました。」

「それなら…。」

小男の言葉に、ヨエルは喋ろうとして

鼻に詰まった血の塊を吹き出す。


「それなら教えてくれ。

 〈アラズ〉の言う永遠の罪と罰は、

 罪無き赤子まで焼くのか?」


蛇に与えた人への、永遠の罪や罰は、

永遠を持たない肉体には関係が無い。


(魂が〈アラズ〉の元に行くのなら、

 〈アラズ〉が人を殺す理由が成り立たない。)


「〈ナルキア族〉の罰は平等であり、

 それは神々の決めた事です。

 お前の疑問は神々への侮辱です。」


「恩には恩を返せ。

 親への恩は子に返せ。

 親の罪を子に背負わすな。

 親の罰を子に与えるな。

 これは〈アラズ〉の教えだ。」

父の言葉には続きがあった。

村に古くから伝わる〈アラズ〉の教えだった。


「さらにその後まで大地に縛られるみたいに、

 知りもせん蛇の罪を、永遠に続く罰の為に、

 オレたちはいつまで魂を導けばいいんだ?」

(違う。)

ヨエルは自らの言葉に首を振った。


(誰かが死んだ悲しみも、

 遺された人のつらさも、

 獣の命を奪うことだっても、

 誰も彼も、教理だからやるわけじゃない。)

それはヨエルが親から教わったことを否定する。


(馬を食ったのも、シカを殺したのも、

 始まりは罰や教理じゃなかったはずだ。)

ヨエルが森林をひとりで生きるには、

仕方のないことだった。


(分からないって苦しみや恐怖から

 逃げようとする動物の本能が、

 そうさせるだけじゃないのか?)

それが墓碑の前で遺された、

ヨエルができるただひとつのことだった。


疑問は彼の中にできたひとつの答えを導き出す。


「肉を借りたから、魂を導くんじゃない。

 ただ導きたいから導くんだ。

 失ったから、悲しいから、

 許して欲しいから導くんだ。」

キルスの顔が見えた。


彼女がヨエルに頭を下げたように、

ヨエルが彼女の髪を梳いたのが答えであった。


「〈アラズ〉の神々に祈れば、病や怪我もなく、

 〈太陽神クサン〉と〈月神クリエム〉は

 冷害も干魃も、飢饉さえ起きないと

 あなた方は言い切れますか?」

ヨエルに続き、キルスが小男に尋ねる。


彼女の質問は、まるで

〈アラズ〉の教理を疑うものであった。


「お前たちは神をも侮辱するつもりですか。」


「ではあなたの口で答えてください。

 農家は農作物を守るために、

 虫やネズミ、多くの小動物を殺します。

 食べていく為にそれは仕方がありません。

 田畑を荒らすイノシシやシカに

 何もできずただ指を咥えて見ていた結果、

 どうなったかあなた方はご存知ないでしょう。」


獣に荒らされて放置された畑をヨエルも見た。


「春に〈ナルキア族〉が〈煤まみれ〉になって、

 今年の獣害は例年以上に深刻化しました。

 森林近くの農家は、夜の内に

 〈サンクラ〉の町を去りました。

 借金を苦に、戒律を破ってまで

 首をくくった製造所もあります。

 口減らしで子どもを売り、

 赤子の首を絞めた親も居ました。」

やるせない思いに、キルスは枝を強く握りしめた。


フィン家当主・ハンスの貸したお金は、

彼らを救うことはできなかった。

残されたハンスの娘と息子にも影響を与えた。


「毛皮の無い人間は冬を越せません。

 開祖のように、飢えをしのぐ馬も居ない。

 冬に屋根もない場所で過ごせば、

 教理の通りに〈アラズ〉の元に旅立つわ。

 誰にも導かれずに。」


「それが〈太陽神クサン〉の課した試練です。

 〈正統聖教〉が開祖から受け継いだ教理です。

 生まれ持った人の罪であり、

 〈アラズ〉の戒律であり、罰です。」

小男の言葉に、キルスは枝を振って否定した。


「その試練に対し、人は家畜を育て、

 乳を絞り、保存できる食料を作る。

 冬を越せる農作物なんて限られてる。

 パンと雪だけで人は生きていけない。」


「何の罪もない動物たちは、

 そうして生きています。

 人に使われ、殺されなければ

 生きながらえた命です。」


「獣たちも草や木の芽や虫や、

 他の獣を食って生きとるぞ。」


「動物は人とは違う。

 〈アラズ〉は彼らに罰を与えなかった。

 人となった蛇こそが罪を背負うのです。

 〈ナルキア族〉はその罰を負ったのです。」

小男はヨエルの言葉を全て否定する。


村が〈煤まみれ〉にあったヨエルには、

教理と戒律に縛られた小男に

返せるだけの言葉がもはや見当たら無かった。


「人の怠惰と穢れは〈アラズ〉の戒律により、

 拂わなければならないのです。」

小男は〈正統聖教〉の戒律を述べた。

それでもキルスの反駁は続いた。


「お酒も動物も、怠惰と穢れを、

 損失を生むだけのものじゃないわ。

 疲労を取り、冬を越すことが出来る。

 生活を豊かにし、繁栄するための知恵で、

 肉体を共にする生物と紡いで来た歴史です。

 人は奴隷だけでは生きられるほど強くない。

 〈中央〉で学んだ算術には、そうした

 何気ない様々な物が数字に出てきます。」


「怠惰が人を蝕むのです。

 戒律があるからこそ、

 人が人として生きられるのです。」

小男は尚も戒律を主張する。


「あなたは何も示せていない。

 口減らしの戒律では人は生きられない。」

キルスは肩で息を吐き、

枝の先を小男に向けた。


言葉を無くした小男は、思わず口を噤んだ。


(戒律で腹は膨れない。)


キルスは〈正統聖教〉の戒律を、

小男の前で真っ向から否定した。


「あなた方の道楽を、

 わたし達に押し付けないで!」

それから彼女の細い指で、枝を折った。


「穢れた異端者め!」


憤る小男の言葉にヨエルの隣の大男が動いた。


恥辱に塗れ赤黒くなった

小男の顔が隙間から見える。


「これは〈アラズ〉が与えた罰である!」


仰々しく言った小男の指示で、

大男ハンヌがキルスの髪を掴み

外套の襟を掴んで身体を持ち上げる。


そして彼女の顔面を石材の裏門に叩きつけた。


「キルス!」

片方の手足が開放されて、ヨエルは叫んだ。


瞬間、小男は剣を抜いてヨエルを斬った。


左の腫れた頬をかすめ、胸が縦に斬り裂かれる。


瞬時にそれがヨエルには

胸骨にまで達していると分かった。


名もなき信徒によって拘束された手足が外れ、

地面に倒れて後頭部を打った。

赤い血があふれ出て、胸を染めた。


アークスの泣き叫ぶ声が遠くに聞こえる。


キルスの頭が繰り返し打ち付けられ、

肉と脂の潰れる音が何度も裏庭に響く。


目の前を暗闇が支配した。


(どうして…。)

疑問の答えは単純であった。


キルスがどんな説得をしたところで、

例え数字で表し数字を見せようとも、

説き伏せられるものではなかった。


彼女の言葉は、目の前の獣には通用しない。


獣はただ、相手を屈服させれば良い。

喧嘩でも戦争でもして勝てば良い。

屈服しない相手なら殺せば良い。


そうすることで自分の占有域を得られる。


〈エンカー族〉は奴隷として屈服した。

足枷をして、鞭打たれ、荷車を牽く。

元は田畑を耕し、狩りをする同じ人であった。


海に棲み、大地を飲み込んでいた蛇と同じ。

ただそこに棲み、生活をしていたに過ぎない。


〈アラズ〉は蛇の行いを罪として、

人の姿に変えると鞭を打って試練を与え、

荷車を牽く奴隷のように魂を導かせる。


大地は肉体の足枷となった。


蛇は、人は〈アラズ〉によって束縛された奴隷。


(蛇を屈服させた〈アラズ〉も、

 同じ獣じゃないのか。)


それは単なる獣同士の、占有域の奪い合い。


〈ナルキア族〉の小さな村で生まれ、

人と奴隷、教派さえも区別のなかった、

境界の曖昧なヨエルがたどり着いた〈アラズ〉。


ヨエルにとって〈アラズ〉という存在は、

魂が向かう場所ではなかった。


目を開けたヨエルは、

夕日の中で赤く染まった外套が

裏門に吊られているのを見た。


歯の折れた竪櫛は血に染まり、

足元で砕けていた。


だからヨエルは獣になった。

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