夢を抱きしめろ、そしてどんな時でもハーレム魂を手放すな
➅脱!駆け出し冒険者&仲間探し
一か月もすると冒険者生活にも慣れてくることだと思います。素材採取の依頼も難なく行い、低級モンスターでレベル上げも順調、スキルも少々増えた頃です。
ここからは新たな仲間を探し、更に上の依頼を受けることが目標になります。難しい依頼になればなるほど成功報酬も一気に上がるので生活が楽しくなること間違いなしです。
仲間になる一番いい方法は直接声をかけてみることです。自分の目で見極めましょう。多少自信が無くても、そこは鑑定眼を頼ってもいいと思います。
相手のステータスを見ることができるので、遠慮せず見てしまいましょう。自分の事を出来る限り正直に話すことが大切です。嘘をつくことと、あえて言わないことは別ですので使い分けましょう。
逆に声をかけられた場合、まずは警戒しましょう。善意で声をかけてくるとは限りません。鑑定眼での見極めのコツとしては、所持スキルに注目してください。『隠蔽』を所持していたり妙に賢さや器用さが高ったりなど、戦闘スキルが無いのも要注意です。
仮に騙され無一文になったとしても助けてくれる人少ないでしょう。一番気を付けなければならないのが、スキルレベルAの鑑定眼をもってしてもステータスを見ることが出来なかった場合です。特定の魔族が人に扮している可能性があります。見抜くことが出来なかった時点で格上の相手です。こちらのステータスを覗いて本当の強さを分かっていて声をかけてくる可能性があります。
逃げ切れるか分かりませんが最大限警戒してください。チートスキルもためらわず使って構いません。やらなければやられてしまうかもしれません。
ベストな仲間はお互いが自分の苦手とする分野を補ってくれる存在だといいかも知れません。
例えば自分が近接戦闘を得意とする前衛であれば遠距離攻撃系の弓術を得意とする人や魔法を得意とする人などの後衛と組むのがいいです。
まずは1人仲間が出来たら低級でもモンスターに挑んでみましょう。共闘する感覚をつかむのも大切です。
さらにそこで反省点などが出てくれば改善の為にもう一人仲間を集めてみるのもいいかも知れません。前衛1人・後衛1人・サポート1人でバランスの取れたパーティになると思います。強いパーティーほどこのバランスを重視していきます。
ただサポートと呼ばれる人は仲間を守るとても難しい役割で、状況に応じて戦闘のスタイルを変化する必要があります。初心者には荷が重いかもしれません。腕がいい人はそれなりのパーティーに属している人がほとんどなのでフリーの人を見つけるのは難しいでしょう。
なので自分がサポートに徹するのもアリです。仲間を守る要になりましょう。
いいサポートになれば仲間が離れていくことはほとんどなくなるというメリットもあります。仲間を大切にすることでもう1つアドバイスがあるとするなら、依頼達成の報酬は必ず山分けです。それは仲間が3人でも4人でも5人でも一緒です。
活躍したしていないは関係ありません。それぞれがそれぞれの役割を全うすることこそが大切でそこに差が無いからです。
仲間と戦う場合はチートスキルやアイテムボックスによる討伐はおすすめできません。
どこから情報が漏れるかわかりません。剣術や体術などの一般的なスキルを使いこなせるようになりましょう。
◎仲間集めで男の理想とも言える「ハーレムパーティー」についてですが、非常に難易度の高い構成になると思います。お互いに言えることだと思いますが、信頼する相手に自分を良く見てもらいたいものです。それが女性が2人以上いるとライバル関係に発展しかねません。
昨日までニコニコしていた者同士が、今日は髪の毛をつかみ合って喧嘩をしているなんてことは聞かない話ではありません。些細なことでイザコザが起き、パーティーの健全な維持をするのが困難になります。
基本女性の仲間は、元々2人組であった場合、臨時で仲間になる場合、奴隷が女性の場合を除き1人までにした方がいいでしょう。
どーーしても夢を諦められない男性諸君へ。数多の先人が挑み、その中のほんの僅かな可能性を勝ち取った者が後世へ残した言葉を贈ります。
「夢を抱きしめろ、そしてどんな時でもハーレム魂を手放すな」
です。
健闘を祈ります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます