きっちりと用意された起承転結と、安定感のある文章で丁寧に物語が仕上げられているため、その世界観にとっぷりと没入することができました。童話の読み聞かせを拝聴している心地で、深海の物語ながら温かさを感じ、ヒロインとツカイさんの友情に微笑ましさを抱いた次第です。どちらもかわいらしいですね。

漁師たちの厄介者扱いされがちなリュウグウノツカイをベースに、キラキラした物語に仕上げたことに感服いたしました。かおるはきっと空想豊かな少女に育つのでしょうね。今後とも応援しております。　P.S.よろしければ拙作の方もお立ち寄りくださいませ。

間違いを認めないツカイさんと主人公かおるさんとのやりとりが、可笑しくて好きです。
また、運動会のところのタコの墨をはくのがスターターピストルの代わりというところが、愉快で、まわりの混乱ぶりが映像のように見えて、素敵でした。
魚たちもかおるさんも、別れる時のつらさも含めて、とても生き生きしていて、すばらしい真夏の冒険譚になっていると思います。
るいすきぃさんは、動物のお話が上手ですね。
今後も期待しています❤️

発想がとっても新鮮で驚きました！
通訳魚とか海の運動会とか、自分には絶対に思いつかない設定です。
方言好きなので、そこにもグッと来ちゃいました。
かおるというキャラが、さらに生き生きと感じられます。
メガネをかけた引っ込み思案の女の子の、小さな一歩からの大きな冒険。
新しい世界の扉を開けたひと夏の思い出。
きっと素敵な女性へ成長していくんだろうなと微笑ましい気持ちになりました。