小ネタ
切腹─それは、古来より武士が己の命と引き換えに責任を果たす為に行われてきた儀式である。いつしか武士達は切腹での散り様に美学を求め始め、やがてそれは崇高に己を殺す武道『
しかし、己の死を以て完成する崇殺道は伝承者が必ず死ぬ為、後継者不足という問題にぶち当たる。当たり前だ。それを心残りにこの世を去った崇殺道最後の伝承者(落ち武者)は成仏出来ずに現世を彷徨っていた。
時は令和のある日、落ち武者は手首を切った主人公(メンヘラ女)を偶然目撃する。その美しいリストカットぶりに惚れた落ち武者は、不思議パワーで主人公の傷を癒す。そして主人公から可視化された落ち武者はこう問いかける。
「貴殿、もっと美しく散る気は無いか!?拙者の崇殺道を継ぐ気は!!」
……面白くなる要素がねえわ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます