Queen
小説狸
第1話序章
「約束だからね。月」「うん!有希!」
夢を見ていた。幼馴染と約束した夢だ。
そんな事は置いといて今日は俺の実家がある浜の丘市に引っ越す日、やっと有希に会える、そう思っていた。実家に戻って来て聞いた最初の言葉は、
「有希ちゃんはもう居ないよ、」
「えっ、?」
母から放たれた言葉はとても理解出来なかった。
「嘘?そんなはずない。ねえ母さん嘘って言ってよ」
「私だって認めたくないの、」
その後は自分の部屋に逃げ込む様に駆け込んだ。
次の日気を頑張って少し取り戻し、街を歩く事にした街の人に聞いても、有希は死んだとしか言わない。でもしかし誰一人有希の死因を語る事は無かった。でもしかし帰りの道、話しかけてくる奇妙な女子がいた。
「ねぇねぇお兄ちゃん知ってる?」
「なんだい?」
僕は子供の前だと、思い虚勢を張り優しく接した。
「実は有希お姉ちゃんが死んだ理由って他殺なんだって」
「そ、うなんだ」
「ばいばい!」
そのまま走って親元に帰っていく少女。えっ有希は殺された?そんなはずない、有希は優しい子だから誰かに憎まれる事は無いはず。あれっ?て事は犯人は逆恨みで有希をころした?はっ?ふざけるな、殺してやる。絶対に。
次の日、俺は手がかりを探しに有希との思い出の現場を回っていた。その時久しぶりに友達の五ノ宮 信と出会った。
「やあ来てたんだ月」
「久しぶり、信」
信の見た目はとても凛々しく美しい顔をしている。
「有希の件は悲しいよな、でも元気出せよ」
「うんありがとな、」
「じゃあバイバイ」
「うん」
その後信とは別れた。
少し歩き有希との最後の場所に着いた。そこはただ大きな一本の木がある公園その木には俺と有希の傘マークの跡がある筈だが、
「あれっないな」
跡を探しても無い、探していたらやっと跡見たいな物を見つけた。だがしかしそれは傷付けられていてその上にQUEENとかいてあった。何故こんな事をする?意味が分からない。そう謎に思っていたら、地面に謎の違和感を感じ底を掘ってみた。そしたら有希の手紙があった。それはぼろぼろでとても古い封筒中身は
「月、これを読んでる時には私はいないでしょう。私はもう死んでしまう事は確定しています。月、私は貴方がとても大好きです。本当に愛しています。さようナら」
この文を見た瞬間俺は涙を流していた。そしてこの瞬間この悲しみは、怒りへと変わった。だがしかし意味がわからない所がこの手紙にはある。そうさようならのなが、ナに変えられているのだ。まあ良いどうせこんな事を気にしても意味がない。殺してやる、有希を殺したQueenを、
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