2023/04/22 『かいしんのいちげき』を待つ
友人がこの「かいしんのいちげき」について、めっちゃ面白くてタメになる話をしてくれました。
ゲームで使われるこの『かいしんのいちげき』。
低い確率で発生し、大ダメージが与えられます。
出たら「おっ、ラッキー!」と思うやつですね。
この「かいしん」、現実でも起こりえます。
しかも驚くべき効果があります。
その友人は柔道をやっていて、高校時代は弱小でした。
毎日みっちり練習しても、全然勝てなかった。
そんな時、友人は大会で強豪チームと当たりました。
体格も2倍ぐらい大きくて、組んだ瞬間に「いや勝てねぇわ」と悟ったらしいです。
しかし、そこで出たのです。「かいしんのいちげき」が。
友人いわく「組んだ手を軽く引いただけだった」。
すると、二倍の巨体の相手が簡単に宙を舞いました。
相手も「えっ?」とあっけに取られていたらしいです。
そのまま投げ飛ばし、勝負は1本勝ち。
弱小高校が強豪に勝ったことで、めっちゃ脚光を浴びたみたいです。
しかし友だちは、次の試合でウソのようにボロ負けしたのです——これなんてスラムダンク?
話はこれからです。
問題はこの「かいしんのいちげき」が出た後でした。
友人は気付きます。「柔道のレベルが明らかに上がっている」と。
普段の練習の意図が劇的に変化し、ひとつひとつの動作に意味が生まれたのです。
なんとなくうまくいっただけなのに、成長している。
「かいしんのいちげきは、成長をワンランク上げる」と友人は言います。
「かいしん」が出るまでの道のりは長い。友人も3年かかったと言います。
しかしつらくても、続けていればいつか「かいしん」が出て、自分を成長させてくれる。どんな物事でも「かいしん」が出るまで頑張るよ、と。友人の話はここで終わりました。
私は思います。
「自分にとっての『かいしんのいちげき』ってなんだろう?」と。
小説を投稿して10年経ちますが、その中で「かいしん」はあったかな?
思い出してみると、2回ありました。二次創作の長編を書いた時と「おやすみ、メメ」を書いた時です。なんとなく投稿して、ありがたいことにPVが伸びました。そこを節目に、私の小説は変化していったように思えます。
みなさんにとっての「かいしんのいちげき」はなんでしょうか?
もし「かいしんのいちげき」が出たなら、喜んでください。
あなたはどんどん成長して、次の「かいしん」が待ち遠しくなることでしょうから。
私も早く「かいしん」出してェ〜!!!
○蛇足
この「かいしん」は数を打たなければ絶対に出ません。
攻撃をしないと「かいしん」のチャンスはありません。
私の好きなポケモン実況者のペリカン氏も言います。「きゅうしょというのは、攻撃を振らなければ絶対に出ない。ワンチャンは攻撃をする者だけに与えられる幸運である(意訳)」と。
つまり、数が大事なのです。柔道の友人も練習を重ねたからこそ「かいしん」が出たのです。練習をサボって大会も出なかったら絶対に出ませんでした。
「かいしん」を出すには「数を打つ」こと。質は量をこなした者への幸運なのです。
小説なら、たくさん投稿することですね。とにかくいっぱい投稿すればいいのです。
私も早く「かいしん」出してェ〜!!!(2回行動)
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