ドハマりした恋愛要素も追放ざまぁもあるハクスラ系RPG世界に転生したんだが、どの選択肢を選んでも必ず裏切るはずの隠れ巨乳の幼なじみが全然裏切らないし、新ヒロインとかタイムリープとか何かドキドキする!
新田竜
第1話 素晴らしき『グレイト・シーフ』の世界!
まあ、この結末には別に驚きはしなかった。
なにせ前世で1000時間以上やった恋愛要素もざまぁもある大人気ハクスラ系RPG『グレイト・シーフ』のお決まりのオープニングなんだから!
この『グレイト・シーフ』は16歳の旅編、学園編、本格冒険者編の三部構成となっていて、恋愛要素は主に学園編から色濃くなっていく。
それでもこのオープニングから始まる16歳の旅にも恋愛要素がないわけではなく、いろいろな出会いが用意されているのだ。
「なんで呼び出されたかわかってるか? いくら勘の鈍いお前でも最近のパーティーの雰囲気が悪いことぐらいは気づいてるだろ? ・・・・・・その原因はルチア・ユーキリス、お前だ! お前が役に立たな過ぎるからみんなイラついてるんだよ! それにその何入ってるかわからないデカいリュックもはっきり言って激ダサだし、ロージアの幼なじみだから今まで多目に見てきてやったが、もう限界だ! ・・・・・・ロージア、君からも最後に何か言ってやれよ。この一年、一番我慢してきたのは君なんだから」
CC級(C級よりもひとつ上の職業ランク)
アクセントを最初のアにつけて、ア!ルバトンと呼ばないと機嫌が悪くなる超絶に面倒臭いやつ。
16歳、赤髪、長髪、まあ男前。
背も高い(182cm)。
コジャレたデザインのブランド物の赤黒い鎧を着用。
家は超が余裕で5つはつく大金持ち。
生まれながらのリーダー気質。
俺のことだけなぜかフルネームで呼んでくる。
なんかロージアに気があるっぽい。
つまり、ウザキャラの
「私は、別に我慢なんか・・・・・・。ルチア、ごめんね。もうちょっと待ってくれたら絶対に貴重な戦力になるって何度も言ったんだけど・・・・・・ほんとにごめん! 私がルチアのことこのパーティーに誘ったのに・・・・・・。みんな、考え直してくれないかな? もうちょっとだけ・・・・・・」
ロージア・スパークル。
C級
16歳の水色ロングヘアに透き通るような白い肌の正真正銘の美少女。
巨乳(無自覚!)。
本人は決してねらってはいないのだろうが、巨乳がより巨乳に見える水色と白のフリフリのコルセットドレスを着用している。
背は普通(157cm)。
万年F級の俺のことを見捨てないで色々面倒を見てくれる基本超いいやつ。
でも、どの選択肢を選んでも必ず裏切るかりそめのヒロイン!
こんな天使が俺を裏切るなんて!
「ロージア、アンタがいつまでもそんなことを言って甘やかしてるから、この一年コイツは全く成長しなかったのよ! あのダサいリュックも恥ずかしいから背負うのやめてって言ってんのに全然やめないし! 言っておくけど、このパーティーに入りたいって人間は山ほどいるんだからね! アンタがもうちょっと待ってって言う度に、アタシたちは優秀な人材を逃し続けてきたのよ! そのことをアンタはどう考えてるの?」
ナーシャ・バルファン。
C級
金髪ラビットツインテールの16歳。
黒×白のヘッドドレスに黒のゴシック服を着用。
背は小さい(143cm)。気が強い。声が大きい。目付きが鋭い。まあかわいい。
とにかく何かと攻撃的なやつ。
アルバトンに気があるらしくロージアにもこうやって時々突っ掛かってくる。
要するにロリ萌え要員(学園編から急にデレキャラになって恋愛対象になる)!
「わたしみたいなタンクと違ってヒーラーはとても貴重な存在だ。さらに17歳以下のC級のダブル・ヒーラーとなればどこのジュニアパーティーも喉から手が出るくらいほしいはず。みんな、きみにこのパーティーを抜けてほしくないからずっとこのお荷物を受け入れてきたんだ。評判の悪いリュックを含めて! ・・・・・・でも、わたしたちも覚悟を決めた! さあ、この男を見捨てるかそれともわたしたちを見捨てるか、どちらか決めてくれ!」
ザカト・ドアンク
C級 HP
銀の短髪。背がむちゃくちゃデカイ(202cm)。筋肉質。ケツ顎。16歳。
魔術耐性が低いので、それを補うために銀のミスリル製の鎧を着用。
女にモテない。
嘘は嫌い真っ直ぐなやつ。
ナーシャに気があるみたいだが、全く相手にされていない。
ただのオッサンキャラ!
後々裏切られるのをわかっていながらも自分のせいでパーティーの仲間たちに責められている幼なじみを見ているのは正直辛かった。
もういっそのこと俺から潔く・・・・・・などと思っていると、ロージアが静かにこう言った。
「・・・・・・わかった。今回の
それを聞いて(読んで)、ああ、ついに自分は見切りをつけられたのだなとこの世界の元ネタ『グレイト・シーフ』をプレイしながら何度思ったことか!
だって、次の
F級盗賊のこの俺が活躍できる訳がないんだから!
そんなふうに俺は本気で思っていたのだ。
しかし、元ネタ『グレイト・シーフ』とは全く違う未来がこのあと俺を待ち受けていたのだった。
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