私の名はセスト!変態エロフなどでは無い!断じてっ!違うのだ!

chomocho@処女作執筆中

第零章 異世界への目覚め

神皇歴2659年11月14日

第xxx話 プロローグ




「私の名はセスト!変態エロフなどでは無い!」




な、何なのだ、この男は!?


私が……変……態……?

変態、だと?

……いったい、何を馬鹿な事を!

それに、エロフとは何だ、エロフとは!?


「断じてっ!違うのだ!」


だが……だが、だがっ!何故なのだっ!?


この男に、変態だと罵倒される度に私は……っ!!!

こうして強烈に、この身にブチ込まれる度に私、私は……。


へ、変……態……なの、か……!?


そんな……そんな筈は無い!断じてっ!無いっ!


「私の名はセスト!変態エロフなどでは無い!断じてっ!違うのだ!」


「うるせぇ!変態がっ!だったら、稽古中にっ!打ち込まれる度にヨダレを撒き散らすな!あっ!馬鹿、おい!汚ねぇな!?」


嗚呼っ!

い、今、そんなに罵倒されてはっ……あぎぃっ!?


く、来る……!!!おほぉっ!?

来るっ……来る、来たっ!?!!!?







この物語は、重度の被虐趣味を持つ、変態エロフの物語。




しかし、この変態、セストにはその自覚が無かった。


自覚が有ろう筈も無い。


ある時、セストが知る事では無いのだが、地球からやってきた、とある転移者に出会った事を機にして……徐々に、自覚していく事となる。


この物語は、そんな変態エロフが、変態だと自覚するよりもずっと前、未だ少女だった頃から始まる、物語。


不幸な、しかして少女の運命を決定付た、とある出来事。


それを含めた、この物語は、変態エロフの冒険譚。


幼気いたいけな少女の成長記。


とある、転移者と出会うまでの、回顧録。




──いざ、開演。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る