登場人物


 ブランシュ・クリスティーネ・ヴァレリー公爵令嬢

 『ロクサーヌの祈り』という小説の世界に転生した主人公。

 小説の中ではロクサーヌ王国のユベール王太子が幼い頃に亡くした婚約者役。

 生き残るために健康と魔法(風魔法)を極め、父親に助言して国の改革を行ったが結果としてロクサーヌ王国は滅んだ。

 現在は「アーリャナシル帝国(現祖国)」の「ヴァレリー公爵令嬢」。


 

 アクア王国の王太子殿下

 亡き王妃の忘れ形見。そのせいか父親や周囲に溺愛されている。

 ミレイにぞっこん。婚約者のマデリーンに冤罪を吹っ掛けて婚約破棄した(これを知ったブランシュの王太子に対する評価はマイナスに)。

 最後は王太子位を剥奪され臣籍降下。伯爵位を貰って辺境に飛ばされたが本人は全く気付いていない。いずれ呼び戻されると本気で信じている。

 


 ミレイ・マルテス

 転生ヒロイン。

 男爵令嬢でありながら王太子に見初められ側妃に。

 王太子が廃位されたので自動的に側妃ではなくなり、これまた自動的に「正妻」として伯爵夫人になった。王太子を選んだことは失敗だったと最後に理解したが後の祭り。王太子と共に秘かに子供が産めない措置をされているが本人達はその事実を知らない。

 


 マデリーン

 アクア王国の筆頭公爵令嬢。

 王太子の元婚約者。婚約破棄されたため領地に戻っていたが、ブランシュの登場により王都に戻された(王太子とミレイ側妃のフォローも兼ねて、ブランシュと友好を結んで欲しいという王家から依頼された)。

 新しい王太子になった第二王子と婚約し、王妃になる予定。それに伴って帝国の属国化(準保護国)が進む。

 


 アクア王国の国王陛下

 亡き王妃とは相思相愛の間柄。王妃の産んだ王太子を溺愛。 

 水の都と呼ばれるアクア王国。そのため海洋貿易が盛んな一方、近年では高潮で市街地が頻繁に水没することが悩みの種。このたび無事(?)に帝国の庇護下に入った。


 

 第二王子殿下

 側妃の息子。ただし、側妃は同盟国(ワスティータス王国)の庶子の王女。

 世継ぎ争いにならないように留学していたが「王太子のやらかし」で、留学先から戻ってくる事態になった。

 

 

 第三王子殿下

 側妃の息子。伯爵令嬢の母を持つ。成人後は母の実家を継ぐ事が決まっている、自称「病弱な王子様」。母方の実家の家業を受け継ぐのでこれから先も国の為に暗躍していく。



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