21話 ようやく

帰る前にレベル上げの成果を確認する


Lv:8  (+7)

 名前:ドリー

 種族:植物の幼精

二つ名:なし

 職業:植物使い見習い

  心:9 (+4)

  技:8 (+4)

  体:2 (+1)

  神:9 (+4)

  SP:7 (+7)


スキル:栽培Lv1 精霊魔法(植物)Lv3(+2) 浮遊Lv3(+2) 緑の手Lv1 成長促進Lv2(+1) 緑の心lv2(+2) 鞭術lv2(+2)

ユニークスキル:魔力の泉



名称:アユムの召喚獣 lv10

名前:アン(ゴーレムの核)

スキル:<修復><頑丈><電撃><守護><拳撃><頑強>

備考:錬金術にて作られた雷属性の土のゴーレム

   魔力が大量に込められている


目標のアンのレベル10は達成した、lv10になった特典かスキル<頑強>も取得した、効果は単純で防御力アップと強力だ

これで傀儡進化術がアンに使える


ドリーもレベル8まで上がり新たに2つのスキルが手に入りウハウハだ、暫くは拠点の扉前で回復薬の素材を栽培してもらう


「アンとドリー、お疲れ様、部屋に帰ったらアンに傀儡進化術やってみようか」

「ゴゴォ!」

「♪〜」


ステータスの確認も終え、帰路につくがここで嬉しい誤算があった


「ん?木のゲート?」

「にゃ?」

「♪〜?」


そこにあるのは扉の近くにある転移ゲートとは違い、全てが木で出来ており所々葉が生い茂っている


「まさか、これがダンジョンか?」


名称:ダンジョンゲート

   ダンジョンへ繋がる転移ゲート

   自然の魔力が集まり出来た物

   ゲートからモンスターが現れる事は無い


「ようやくか⋯⋯⋯長かった」


ダンジョンゲートを発見できたが、嬉しいよりようやく見つけたの方が気持ちが強かった


「ドリー、アン次から此処に来やすいように辺りをある程度整地したいから頼むな」

「♪〜!」

「ゴゴォ!」


ドリーとアンは意気揚々と動き出した、今回ネアとアユムは出番がない


ドリーが辺りの木々を精霊魔法で動かしアンが石を退かしていく、5分もしない内にダンジョンゲート周辺が綺麗に整えられて行く


「すごいな〜直ぐだな」

「にゃん」


そのままドリーとアンに整地を頼みながら扉に向かって進行する勿論モンスターは出現するが浅層だけあってゴブリンぐらいしか現れない為ネア凱旋一色で直ぐに終わる


「日が落ちてきたか⋯⋯ネア警戒頼むな、アンとドリーはそのままで」

「にゃ!」

「♪〜!」

「ゴゴォ!」


魔道懐中電灯で照らしながるあるく、昼の森とは違い夜の森は生き物の気配が増える、辺りから謎の鳴き声や小動物が動き回る音がする


「昼と違い過ぎねぇか?気おつけろよネア」

「にゃ」


暫く夜の森を歩いていくとネアが飛び出す


「どうした?ネア」

「にゃ」


ネアが4枚の翼を持つコウモリを咥えて振り返る


「っうお、ナイスだネア!」

「にゃ」


名称:リトルバイトバット

   バイトバットの子供

   夜の空を自由に飛び回る

   獲物にぶつかり身を齧っていく習性がある


「こっわ!ネア良くやった!」


全然接近に気付かなかったしいきなり来たら確実に俺は齧られていたな


それからも度々コウモリ型のモンスターがやってくる、例えば軽い病気を持つシックバットや定番の毒を持つポイズンバット等

そんなこんなで夜の森を抜け平原にでる


「よし!もう少しだ、ドリー、アンありがとう、ここからドリーとネアで警戒頼むな?」

「にゃ」

「♪〜」


アンを核に戻し地面を錬金術で均しながら進む、平原はモンスターに合わず無事部屋に着く


「んぁ〜疲れた〜」

「にゃ〜」

「♪〜」


3人で伸びをして、寝ずにアンに傀儡進化術を行う

錬金布にアンの核に大きな発電結晶10個、クリスタルリザードの目、店舗で買った蓄電効果のある木を乗せ、脳に本能に刻まれた通りに<錬金術>を行う

アンの核にクリスタルリザードの目が入っていく

それを中心に液体化した発電結晶が集まりそれをふたするかのように木が覆う、それが圧縮された瞬間核が光り、出来上がる

黄色の結晶の球体に木で模様が描かれている


「おぉ!綺麗だ」

「にゃ〜ん」

「♪〜」


アユムだけではなくネアとドリーもまるで宝石みたいなアンの核の綺麗さに驚き見惚れている


名称:クリスタルゴーレムの核(雷)

ゴーレムの上位種、本来ストーンゴーレム

   になる筈が品質の良い雷属性の結晶をふん

   だんに使用した為1段飛ばしでクリスタルゴ

   ーレムになった、硬さはゴーレムの数十倍


「すげぇな数十倍ってかなり強くなったな!」

「にゃにゃ!」

「♪!」


名称:アユムの召喚獣 lv1

名前:アン(クリスタルゴーレムの核)

スキル:<修復><頑丈><電撃><守護><拳撃><頑強><変形>

備考:錬金術にて作られた雷属性のクリスタルのゴーレム魔力が大量に込められている


スキル<変形>を取得した、<変形>はクリスタルの体を自由に変形出来るスキルだ


硬い体を自由にに<変形>出来るなら剣や盾にも変形し戦いの自由度が格段に上がる

もしかしたらエースがネアからアンに変わるかもしれない






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る