サンフランシスコ

サンフランシスコに、おばあちゃまとおじいちゃま住んでいる。

ケーブルカーの走る道沿いでアクセサリーのお店とクリーニング店をやっている。

おばあちゃまは日本人。おじいちゃまはアメリカ人。

だからパパはハーフ。

おじいちゃまはクリーニング店をやりながらミュージシャンもやっている。

世界のいろんなミュージシャンとコラボして演奏している。

パパもサンフランシスコ生まれのサンフランシスコ育ち。


幼稚園に入る時に、サンフランシスコに引っ越した。

サンフランシスコの幼稚園に入った。

可愛い幼稚園。

海沿いの。

緑もいっぱい。草花もいっぱい。

公園も多くて、気持ち良き場所。


公園や海沿いをお姉ちゃんのゆなっちと散歩している。


サンフランシスコで妹の空里、生まれた。

それからは、ゆなっちとボクと空里とでサンフランシスコを散歩している。


ママのほうのおばあちゃまとおじいちゃまは、もともと大阪の人。

パパのほうのおばあちゃまは京都の人。

みんな関西弁をしゃべる。

ママとパパも、そうだ。

だからボクもお姉ちゃんも妹も、みんな関西弁、大好き。いっしょに関西弁をしゃべってる。


近くに、さよりちゃんっていう、3つ年上の日本人の女の子、住んでいて、さよりちゃんは、ボクの家によく遊びに来てくれる。

さよりんって呼んでいる。

さよりんは

「文菜っち好きーっ!」

って言って、いつもボクのことをギュッと優しく抱きしめてくれる。

さよりんは小学1年生。

幼稚園のボクのこと大好きみたい。


日曜日とかには、いつも、さよりんといっしょに手をつないで、海の近くまで、歩いて行く。

さよりんはボクの手をしっかり握って、ボクのことをひっぱって行ってくれる。

ちょっと歩くと、すぐ

「文菜っちー!」

ってボクをギュッと抱きしめる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

文菜っちは女の子みたいなんやでーっ! ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ