少年の声 外伝 類(SS版)

矢野 優希

新しい産声

第1話

ー11年前ー


『そして、お姫様は幸せに暮らしましたとさ』


桜場

・・・!


どう?

桜場せんせい?


桜場

おお!類ちゃん演技上手いよ!


ありがとう、桜場せんせい!



私の名前は田畑 類。幼稚園に通う5歳の女の子だ。私は幼稚園の授業が終わると必ずここの演劇の塾に通っている。そこには演劇の先生や、お手伝いの桜場 道夜(さくらば みちよ)ちゃんが私を温かく迎えいれてくれる。


桜場

いやいや、私は先生じゃなくてただのお手伝いの先生だよ。

それに私まだ高校生だし。


それでも桜場先生は先生だよ!

私の事優しく教えてくれるし!

それに、可愛いし!


桜場

はは。

そう言ってくれるなら嬉しいよ。


ねぇ次のページのやつも教えてよ!


桜場

はいはい。

もう。

勉強熱心なんだから。

誰に似たんだかね。


お母さんに似ているって言いたいの?


桜場

…そういうわけじゃないけどさ。

あなたのお母さんも演劇が好きだったからさ。

つい、そう思っちゃって。


…ふーん?

そう、私には関係ないけど。

ねぇ!

続きやろうよ!続き!


桜場

そうだね、類は類だもんね…。

よしっ!

続きやろうか。

今から教えるのはとっておきの魔法の技でね…!

ふふふ…。

気になるかい?


気になる! 

気になるー!

早く教えてー!?

桜場せんせー!!


桜場

だから、私は先生の見習い…じゃないかもね…。

よし、じゃあ教えていくよー!


はーい!!

桜場せんせー!

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