2023年㋄
2023年5月1日(月) サツキ
体調が回復しきらない。
この毒はなかなかやっかいだ。
しかし、こちらが弱っていてもGW(グレート・ウォール)は容赦なく押し寄せてくる。
ふと。
周囲から音が消えた。
モンスターたちが切り刻まれ、霧散していく。
「続けぇぇぇぇッ!」
一人の剣士が、兵を率いてモンスターの群れに突撃していった。
あの剣士は、一体。
「名を。名をつけなさい。そうすればより強大な力を得ることができるでしょう」
黒衣のガイコツの声が聞こえたような気がした。
名。
名前、か。
考えるのが面倒だから、サツキ、でいいか。5月だし。
剣士サツキは、水のように透き通った綺麗な刀で、モンスターを切り裂いていった。
5月が、始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます