　良い天気だ。

　と思ったら、グミの雨が降ってきた。

　甘い。

　降り積もったグミの糖衣が溶け始めてべたべたしてきた。

　どう収拾すればいいんだこんなものと思っていたら、ピンク色のドラゴンたちがグミをみんな吸い込んでいってしまった。

　この魔導書に『記述』しているのに、どんどん変なことが起こるなぁ。

　まぁ、いいか。

　甘ったるいにおいの残った街を歩き、僕は家に帰った。

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