パチンコの最初と人間関係の最初

人間関係の最初ってのは大体は悪くない、それどころか良い感じからスタートすることが多いとは思う。けれども段々と悪くなっていって最終的には誰とも口をききたくないなとなってしまう。これはパチンコの最初の1000円はボーダー以上回るのに段々と回らなくなっていって結局1万円打ち切ってみたらマイナス調整の台だったというのと似ているのだ。人間関係が最初から最後まで円満なまま終わるはずなどないのだ。人はいずれ裏切るし、理不尽に怒るし、掌返しだって頻繁に発生する。正解なんてものはなく、人はその時の感情によって違うことを言う。あたかも自分が正論を言っているかのように振る舞う。お前がやれだのなんだのめんどくさいことを他人に押し付けといてろくに感謝すらしない。社会というのは実にやりがいを感じないもんだよなとは思う。何をしても感謝もされず怒られるだけでできるようになっても何も言われない。なんだか自分が本当の意味で強くなっているのか成長できているのかわからなくなる。きっと成長なんてしていないんだろう。だがそれは周りも同じことだ。人は永久に変わらない。歴史が繰り返すのと同じように、人は過ちを犯し続ける生き物なんだ。成長なんてしない生き物なんだ。本質なんて変わりはしない。嫌いな奴は結局嫌いだし、死んでほしい奴はずっと死んでほしい奴なんだ。永久に変わらない。だから仲良くなろうとなんてしなくていい。繋がりなんて作らない方がいい。作れば作るほど違った展開になった時虚しくなるだけなんだ。無理に仲良くなろうとせず誰かと一緒に過ごそうとなんかせず孤独に切磋琢磨して生きていくことこそが人間本来の生き方なんだ。他人の考えや意見に左右されたり、期待することは正直無意味だ。当てにした結果ろくに良いことなんかなったことがない。回りくどいことばかりだし、いざ実践してみたらみたでそれとは違う別の何かに悪戦苦闘する毎日だし、そんな辛い日々ばかり送るから関係を作るのは嫌いなんだ。誰も自分を信頼していない、信頼なんかしていない、自分も周りを信頼したいとは思えない。いつか裏切られる。見捨てられる。こうじゃなかったってなる。だからもう終わりにしたい。全てを

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