寄り道ばなし その①

 奥のドライブ (紀行句集) を見て頂き、ありがとうございます。


 私の実家は商店でして、私の母親はパン屋、父親は燃料店を営んでいました。

 多忙な両親は普段、子供の私に構う時間が少なかったので、父親サダジは不憫に思ったのか、お店が休みの日曜日に、商用車で私をドライブに連れて行くようになりました。


 喜んだ私は、小学校三年生になると自分の小遣いで道路地図帳 (ミリオン詳密関東道路地図帳) を買い、行きたい所をリクエストして、助手席でナビゲーターをするようになりました。


 ただ、その頃は昭和の「高度経済成長時代」で、日本の道路事情はまだまだ悪くて、舗装率も良くありませんでしたし、まだ高速道路もほとんど出来ていませんでした。

 地図帳の国道や主要道は舗装路と未舗装を色分けして載せていましたね。


 私は毎日地図帳を眺めて、渋滞しそうな箇所を避けつつ、未舗装路はなるべく通らないルートを探して目的地への最適コースを学習していました。


 今は道路事情も良くなり、道の駅も全国で充実して来て、道さえ覚えれば本当にドライブが楽しい時代になりましたね。


 この先も「奥のドライブ」のさらに奥までのお付き合い、よろしくお願いしま~す!

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