ピカピカピカ
■ 起
ある日、山奥に住むミツキは、森の中で輝く不思議な宝石を見つけた。彼女はその宝石を持ち帰り、それを自慢するために友達に見せようと思った。
■ 承
友達に宝石を見せると、彼女たちはミツキが持っている宝石が本物であることを確認し、驚いた表情を浮かべた。
「これはどこで手に入れたの?」と友達の一人が尋ねた。
「山奥で見つけたんだ。」とミツキは答えた。
すると、別の友達が「噂に聞いたことがあるんだけど、その宝石には呪いがかかっているっていう話があるらしいよ。」と言った。
すると友達全員が困惑した表情を浮かべ、ミツキもそれに納得し始めた。
■ 転
その夜、ミツキは宝石から奇妙な音が聞こえるのに気づいた。そして、その音は次第に大きくなり、彼女の部屋が明るくなった。
そして、宝石から不思議な生き物が現れた。その生き物は人語を話すことができ、宝石から出る光がとても眩しく、室内全体がピカピカ光っていた。
「私はあなたの願いを叶える魔法使いです。何でも望むことを言ってください。」と生き物は言った。
ミツキは考え込んだ後、「私は綺麗になりたい。」と言った。
すると生き物は、ミツキの前に綺麗なドレスを持って現れ、「これを着て、外に出かけてみましょう。」と言った。
■ 結
ミツキは生き物の言う通りにドレスを着て外に出かけると、周囲の人々から美しい女性だと認められるようになった。
しかし、その美しさは偽物であり、実際には魔法使いがかけた呪いのせいだった。ミツキは自分自身を見失い、結局最愛の人も見捨てられる運命を辿ることになってしまった。
この話からわかるように、人は美的価値観に囚われすぎることがあってはならない。それは自分自身を見失う原因となり、やがては身を滅ぼすことになるかもしれない。
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