第9話
スリーピースバンドが始まってから、5年が経った。
アイツとソイツより、活動期間は長かったが、スリーピースバンドは終わりを迎える。
あたしが悲しみにくれかけたとき、新しい情報が入って来た。
アイツとソイツの復活である。
あたしは、両手を挙げて喜んだ。
まさかの復活。
もう見れないと思っていたことが、現実に帰って来た。
あたしは喜びにうち震えた。
あたしは、そうして、5年ぶりにアイツとソイツのライブに参戦することになる。
5年ぶりのアイツとソイツは、以前と比べ、研ぎ澄まされていた。
兎に角、ヤバかった。
あっという間ライブは終わってしまった。
あたしが、帰ろうと思って席を立ったとき、見知った顔を見つけた。
思わずあたしは声をかけていた。5年前に声をかけた女性に。
お互いを覚えていた。嬉しかった。
また、あたしたちは、喫茶店で閉店間際まで話をし、5年ぶりの楽しい時間を過ごしたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます