第33話 俺って一人暮らしができるかも? (4)

 だから親父様はお袋様へと。


「……もしも家の新作の奴が美奈子に対して変な事をしたらどうするんだよ。お前―! 新作はああ見えてもかなりのスケベだぞ! それにあいつ! 新作の部屋を見てみろ! あいつは俺達にばれていないと思っているようだが。新作の部屋のあちらこちらにはビニ本やエロ漫画、エロビデオ……。それもノーカットのエロビデオなんかも隠してあるんだぞ! そんな超がつくほどのスケベなあいつは! 必ず美奈子の入浴を覗きに行ったり。夜な夜な美奈子の部屋へと忍び込んではいやらしい事……。凌辱行為までしかねない変態、スケベなのだぞ! だから俺は、兄貴や姉ちゃんに新作は、迷惑をかけるようになるから。俺、兄貴に新作の事をよろしく頼むって、嘆願できないよ」と。


『おい! お前等! 何、勝手に人の部屋へと入り、家探ししているのだ! それに俺は、二階に息子が居ようとお構い無しに子作りするあんた~。親父とは違うから~』と、俺が不満に思う事を親父の奴は、お袋様へと告げ、説明をする。


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