第16話 俺には幼馴染で、何故か気の合うあいつ、友人がいるから(5)

 まあ、その他にも?


 一日の授業の合間の休憩時間になれば教室内は、俺のような普通、真面目な生徒が数人居居残るだけでね。


 後の生徒──。


 そう不良な生徒達……。この世を騒がしているようなヤンキーと呼ばれる奴等は一斉にトイレか? 校舎の影、裏? 部室? 駐車場スペースの隅……。



 今の令和の時代にはないが、昭和の時代にはあった焼却炉の側などで皆仲良く、ヤンキーの兄ちゃん、姉ちゃん達は、うんこ座りをしながら。地面にペッ! と唾を吐きつつ、モ〇モ〇だ。


「ああ、疲れた」


「今日もよく、頑張った」


「俺は!」


「うちは!」


「偉い」


「偉いに違いない」と。


 ヤンキーの兄ちゃん、姉ちゃん達は、学校の授業内容等真面目に聞かずに寝ているか。マンガを見て笑うか。ウォークマンでロックンロールを聞いているか。ヤ〇グオート、ホ〇デーオート等の車やバイク雑誌を真剣に見て、黒板等見てもいない癖にさ、あの人達は只、高校をさぼらずにいる自分……。


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