Ja.ja.Castors.- ハハッ！ キャスターズ -

第1話 小さな箱

エルサルバドル、海辺の都市ラ・リベルタのラ・リベルタードにて。

1つの一軒家で今日も趣味としてお仕事としてニュースキャスターをしている大学生達がいる。

その一軒家は海から近く、綺麗な太平洋の海が観望できる。

大きな木の机にふたりの男女が座っている。画面に向かって話す。

今日のニュースは大学からです。パタタ大学プラスチック芸術学科で1人の生徒がプラスチックロボットを作りました。その生徒は掃除機が好きなようで、掃除機を擬人化したような造りのロボットをつくりました。

掃除機を元にしているので、吸引力が強いそうです。

その生徒はそのロボットのスイッチをONにしたところ、掃除機の口から服を吸い込まれて、2日間抜けずそのまま学校生活を送ったそうです。かなりアホですね。そのロボットはずっと後ろにくっついていた。

これどうとったんだろ？

と、ニュースキャスターの女性は話す。彼女は大学生でこの一軒家で放送局としてニュースキャスターを嗜む。この女性はアリソンだ。比較的落ち着いていて冷静なタイプ、茶髪にカールの髪型が特徴でピアスをしている。

それは大変だなー。だがプラスチックロボットは他の芸術品とはことなる魅力がある！ 作るのはわかる！だって男だしね！

…… さて！ 今日のニュースは終わりです。また明日！！

と、アリソンは放送を終わらせた。

おわったな、今日も。

この男性はピーロ。大学生で物凄く頭が悪い。お調子者で、浪費家で元気で口癖は「明日はどうにかなるさ」。黄色が好きで髪色も金髪。最近全身金ピカの服を着たことがある。変わった男だ。

ニュースキャスターでは、ツッコムし、ボケる。

そうね、やり切った。

お前その鼻ピアス、似合ってんな！！ 大人びてる、牛みたいだ。

ころすぞこのやろう。

怒んなって！！

そんな会話をしていると、他のメンバーがやってくる。

やあ！！ お疲れさま！！ 冷たいスプレーマはどうかな？

お疲れ様！！ 買ってきたよ！

先に話した男性が、アードマン。大学生でひょうきん者。女好きの男で、お喋りでうるさい。筋トレとサーフィンが趣味。青色がすき。

後に話した女性はレアンドラ。大学生でキャピキャピしている。冷静なアリソンとは真逆の性格で元気いっぱいな女の子。髪色も3色ほど入っていて、赤、白、黒が入ってる。赤色がすき。

おっ！いいね！ 今日も上手くニュースキャスター出来たからなっ！ これからも盛り上げていくぞ！

と、ピーロが言う。

すると、スプレーマで乾杯をするメンバーたち。

ここは海に近い放送局「jaja.N.fm.」、メンバー4人からなる小さな箱だ。

次はどんなニュースを流すのだろうか。